農村工学研究部門

農村工学研究部門メールマガジン

メールマガジン第37号(2013年4月号)

目 次

1)メッセージ
■所長就任のご挨拶
2)農村工学研究所の動き
■平成24年度農村工学研究所運営委員会の開催
■平成25年度農村工学研究所一般公開(報告)
■国営事業所等への支援対策 ~平成25年度も開始!~
3)最新の「農工研ニュース」より
■農地土壌の放射性物質を効率的に除去!
4)農村の草花
■遠い昔、ムギとともに渡ってきた馴染みの春の七草 ~コハコベ~
5)研究者の横顔
■水間 啓慈(みずま けいじ)

1)メッセージ

平成25年4月1日をもって農村工学研究所の人事異動が発令されましたので各位にお知らせをいたします。
つきましては、新所長・小泉 健より各位へ新任のご挨拶を申し上げます。

■所長就任のご挨拶
この度、高橋順二前理事・所長の後を受け、4月1日付けで就任致しました。東日本大震災から2年が過ぎておりますが、この間、被災者をはじめ復旧・復興に懸命に取り組んでこられた方々に心から敬意を表したいと思います。

農村工学研究所は、攻めの農林水産業への対応にも大きく貢献できる安定した食料の確保、農村地域における地震・洪水等からの防災・減災、地域力の増進による農業・農村の再生・活力向上のため、総力を挙げて社会貢献を果たしていく所存ですので、よろしくお願い申し上げます。

農研機構 農村工学研究所長 小泉 健

(所長挨拶全文)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/37/01-01.pdf
(組織詳細)
http://www.naro.affrc.go.jp/nkk/introduction/chart/index.html
 

2)農村工学研究所の動き

■平成24年度農村工学研究所運営委員会の開催

4月22日に、東京の法曹会館で運営委員会を開催しました。当日は、5名の評価委員のご臨席を賜り、農工研の平成24年度業務実績を評価して頂きました。

評価委員からは、「投入資源(研究予算、マンパワー)が減少する中で研究開発等を非常によくやっている」等の高い評価を頂きました。また、「開発した技術等を積極的・効果的に情報発信する必要がある」、「大学とうまく連携して相乗効果を発揮して欲しい」等のご意見を頂きました。

今回、委員お一人が交代されました。前任の柴田隆様(現 山形新聞常務取締役東京支社長)には、長年にわたり多々ご指導賜りましたことを深謝しますとともに、引き続きご指導をお願い申し上げます。

企画管理部研究調整役 白谷栄作


(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/37/02-01.pdf

■平成25年度農村工学研究所一般公開(報告)

平成25年度科学技術週間の4月19日(金曜日)、20日(土曜日)両日に渡って恒例の一般公開が開催されました。

本年は、体験学習に関する展示を主体とし、風洞実験、津波の実験液状化の模型実験など、来所者の皆様と一緒に楽しめる企画としました。多数のご来場に感謝申し上げます。

企画管理部 情報広報課長 西田信博


(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/37/02-02.pdf


■国営事業所等への支援対策 ~平成25年度も開始!~

行政支援型試験研究独立行政法人の役割をより効率的かつ的確に果たすため、農村工学研究所の豊富な試験研究実績を活かし、国営事業所等への技術相談、簡単な調査・技術指導・講習等 派遣、委員会委員の派遣、共同研究を中心に取り組んできております。県、市町村等への支援も幅広く行っております。

詳しくは、以下のURLをご覧下さい。

なお、農村工学研究所が開発した実用新技術(一部)は、ホームページでもご覧頂けます。
農研機構HP>農村工学研究所HP>「パネルライブラリー」を ご覧下さい(平成25年6月頃更新予定)。
何かございましたら、技術移転センター移転推進室(寺村)までお気軽にご相談下さい。

  • 電話 029-838-8296,FAX 029-838-7680
  • Eメール: iten[@]ml.affrc.go.jp 又は steramura[@]affrc.go.jp
    ※メールを送信する際は[@]の[]をとってください。

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/37/02-03.pdf

 3)最新の「農工研ニュース」より

■農地土壌の放射性物質を効率的に除去!

東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う未耕起農地の放射性物質の除染には、表土の剥ぎ取りが最も確実性が高いと言われています。併せて大量の汚染土壌の発生させない工法が求められております。

新たに開発した除染工法は、土壌固化剤散布による汚染土壌の固化や汚染土壌が白色になることによるマーキング機能などの機能を有しており確実性や安全性、施工性を高める効果があります。さらに一般的な重機では困難とされる数cmの表土剥ぎ取りを油圧ショベルの操作方法を変えるだけで行えるワイパー工法を併せて開発しました。

これらの工法により、被災地の迅速な復旧が進むことが期待されております。

農地基盤工学研究領域 水田高度利用担当主任研究員 若杉晃介

(関連資料)
(1)農工研ニュース第83号
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/37/03-01.pdf
(2)この研究成果をもっと深く理解するための5つのQ&A
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/37/03-02.pdf
(3)冬期適用に向けた除染試験状況動画(無対策,新工法)
 動画(1分11秒)
[Windows Media Player]
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/37/03-02.wmv
    [QuickTime]
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/37/03-02.mp4

 

 4)農村の草花

■遠い昔、ムギとともに渡ってきた馴染みの春の七草 ~コハコベ~

今年は各地で桜も早く、農村の春を彩る草花たちも一気に咲きだしました。百花繚乱のなか、小さな白い花をつけているコハコベを見つけました。春の七草としてもよく知られているこのコハコベ、実はムギの栽培がもたらした植物の一つなのです。

農村基盤研究領域 資源評価担当主任研究員 嶺田拓也

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/37/04-01.pdf

 

 5)研究者の横顔

■水間 啓慈(みずま けいじ)

水間さんは農業・農村の現場を熟知されており、技術士資格は一流のエンジニアの証です。現在はこれまでのスキルを最大限に活かし、老朽化した農業水利施設の保全管理に関する研究に取り組んでいます。

水間さんは、わが国の農業・農村の振興に欠かせない研究・技術者のお一人です。
(他己紹介 石井雅久)

(自己紹介)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/37/05-01.pdf

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