農村工学研究部門

農村工学研究部門メールマガジン

メールマガジン第41号(2013年8月号)

目 次

1)トピックス
■サマーサイエンスキャンプで高校生を受け入れ
2)イベント情報
■今年度は、郡山市で技術相談会を開催!
3)ズームイン
■農村工学研究所での研修を終えて
4)研究ウォッチ
■第81回国際大ダム委員会(アメリカ、シアトルで開催)の参加報告
5)農村の草花
■うだるような暑さの中でも旺盛に繁殖するたくましい雑草 ~カタバミ~
6)研究者の横顔

■瑞慶村 知佳(ずけむら ちか)
7)その他
■藻類バイオマス利用のラジオ番組放送

1)トピックス

■サマーサイエンスキャンプで高校生を受け入れ

7月31日~8月2日の3日間、今年度は『甦れ!「里山」~君は、里山の姿を知っているか?~』と題したプログラムで、全国から10名の高校生を受け入れました。

1日目は所内での里山についての講義を受け、2日目は、つくばみらい市にて、丸一日の里山フィールドワークを行いました。一日を通じてご協力いただいた現地住民の皆様とのコミュニケーションから、高校生たちは沢山のことを学びました。

最終日は、3つの班に分かれて、班ごとにとりまとめを行いました。「里山は持続して欲しいけど、自分はここに住みたくないという矛盾」など、2日目のフィールドワークを踏まえつつ、率直な意見が披露されました。里山でのフィールドワークと、同世代の友達と真剣に取り組んだとりまとめのプロセスは、高校生たちを一回り成長させたと確信しています。


農村基盤研究領域地域計画担当 主任研究員 芦田敏文

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/41/01-01.pdf

 

2)イベント情報

■今年度は、郡山市で技術相談会を開催!

10月22日の午後から福島県農業総合センター(福島県郡山市日和田町高倉字下中道116番地;車での来場が便利です)で東日本大震災の復旧復興のための実用新技術講習会及び技術相談会を開催します。1月25日に福島県農林水産部長から農工研所長への技術支援要請文書「東日本大震災からの復旧・復興に関する技術支援要請について」の趣旨に沿って開催するものです。

当日は、現場レベルの課題が技術相談として取り上げられ、現場技術者と農村工学研究所の担当研究者と熱心な討議が行われます。実用新技術講習会及び技術相談会では、参加者の募集を行っています(参加費無料)。奮って下記までお問い合せ下さい。

なお、近隣のJR駅(五百川駅)から会場までの無料の送り迎え(マイクロバス)を予定しています。送り迎えご希望の方は、参加申込みの際、事前登録(利用されたい時間もお教え下さい)をお願いします(早目のお申し込みを優先させるため、必ずしもご希望に沿えない場合もありますので、予め御了解下さい)。

五百川駅から10時18分発、12時05分発、12時52分発
会場から17時05分発、17時35分発、18時05分発

事前登録及び問合せ先
農村工学研究所技術移転センター移転推進室 寺村
Tel:029-838-8296 Fax:029-838-7680
E-mail:iten[@]ml.affrc.go.jp
※メールを送信する際は[@]の[]をとってください。

 

 3)ズームイン

■農村工学研究所での研修を終えて

沖縄県農業研究センター 土壌環境班 主任研究員の比嘉基晶さんが、依頼研究員受入れ制度の下で、7/1~7/31にかけて農地基盤工学研究領域・水田高度利用担当において「生産性向上や土壌流亡防止に貢献する心土破砕などの土壌物理性改善技術に関する研究」に取り組まれました。研修後記をお寄せ頂きましたので、紹介いたします。

(研修後記)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/41/03-01.pdf
 

 4)研究ウォッチ

■第81回国際大ダム委員会(アメリカ、シアトルで開催)の参加報告

8月11~16日の6日間にわたり、米国、シアトルにおいて、国際大ダム会議の第81回大会が開催されました。全世界の95カ国もの加盟国が一同に介して、ダムの技術的な問題について話し合われました。筆者は技術委員会に参加しました。この委員会では、ダムの安全性診断や補強対策に関して国際的な技術提言を取りまとめています。
本委員会で、農工研で開発している補強盛土工法を紹介しました。


 施設工学研究領域 土質担当 上席研究員 堀 俊和

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/41/04-01.pdf
 

 5)農村の草花

■うだるような暑さの中でも旺盛に繁殖するたくましい雑草 ~カタバミ~

猛暑の中、庭先や畑などで小さな黄色い花を咲かせているのは、最もありふれた植物のひとつでクローバーのような葉を持ったカタバミです。繁殖力が強く、至るところにみられるため、子孫繁栄を願って家紋にもよく使われていますが、その旺盛な繁殖力の秘密を知っていますか。

農村基盤研究領域 資源評価担当主任研究員 嶺田拓也

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/41/05-01.pdf

 

 6)研究者の横顔

■瑞慶村 知佳(ずけむら ちか)

今回ご登場いただくのは、水田高度利用担当の瑞慶村知佳さんです。津波や液状化で被災した農地の塩害という重要な研究テーマに取り組んでおられます。トライアスロンで鍛えた心身で颯爽と現場での調査をこなす、農工研期待の研究者です。
(他己紹介:唐崎 卓也)

(自己紹介)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/41/06-01.pdf

 

 7)その他

■藻類バイオマス利用のラジオ番組放送

放送局「ラヂオつくば」(FM 84.2MHz)では、7月1日(月曜日)から3ヶ月間の予定で、藻類バイオマス利用に関する番組が放送されています。毎週月曜日19時15分-30分です。サイマル放送(地上波で流されているラジオ番組をインターネット上で同時配信)なので、全国でお聴きいただけます。

番 組 名:「そーなんだ ラヂオ~おしえて!藻っくん~」
提    供:「つくば3Eフォーラム・バイオマスタスクフォース」
(柚山が座長です)
facebook:「そーなんだ ラヂオ」
https://www.facebook.com/?ref=tn_tnmn#!/souRadio

ラジオに関する専門知識はまったくないのですが、ご縁のできた仲間とのチャレンジが新たな研究意欲につながっています。FB上で「いいね!」や激励をいただけると嬉しいです。少しずつ成長していきます。

資源循環工学研究領域 資源循環システム担当 柚山義人 

(関連資料:サイマル放送の聞き方)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/41/07-01.pdf

 
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