農村工学研究部門

農村工学研究部門メールマガジン

メールマガジン第54号(2014年9月号)

 目 次

1) トピックス
  ■豪雨災害現場に職員を派遣 ~広島県広島市~
  ■国際かんがい排水委員会(ICID)第22回総会(韓国)参加報告
2) イベント情報
  ■農村研究フォーラム2014-中山間地域の振興のための技術開発-を開催します
  ■G空間EXPO2014に出展します
  ■環境放射能対策・廃棄物処理国際展(RADIEX2014)参加報告
3) 農工研の動き
  ■農林水産省農村振興局幹部との意見交換会 -行政と研究のマッチング-
  ■インターンシップ講習生(第二期)のつぶやき
4) 産学官連携情報
  ■ARIC情報第114号発行のお知らせ(農業農村整備情報総合センター)
5) 農村の草花

  ■この大型の猫じゃらしは、アメリカ帰りのすごい奴? ~アキノエノコログサ~
6) 研究者の横顔
  ■矢挽 尚貴(やびき なおき)

 

1)トピックス

■豪雨災害現場に職員を派遣 ~広島県広島市~

中国四国農政局防災課から災害対策支援要請があり、2014年9月1日~9月2日にかけて、堀俊和上席研究員、中里裕臣上席研究員、正田大輔主任研究員の3名を派遣し、災害調査を実施しました。

企画管理部 防災研究調整役 鈴木尚登

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/54/1-1.pdf

 

■ICID第22回総会(韓国)参加報告

9月14日から20日にかけて、韓国・光州において、国際かんがい排水委員会(ICID)第22回総会が開催されました。「気候変動下における水・食料・農村コミュニティの確保」が全体テーマであり当所から3名が参加し、発表するとともに議論に参加してきました。

水利工学研究領域水文水利担当 皆川 裕樹

 (関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/54/1-2.pdf

 

2)イベント情報

■農村研究フォーラム2014を開催します

中山間地域の振興のためには、女性の力が必要です。本フォーラムでは、現地で鋭意取り組まれている女性の地域リーダーや専門家による報告と講演を通じて中山間地域の振興の中長期的な技術開発の方向をディスカッションします。11月12日に秋葉原コンベンションホールにて開催致します。奮ってご参加下さるよう案内申し上げます。

なお、このイベントは、女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム関連行事に認定されています。

企画管理部 企画チーム長 田中良和

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/54/2-1.pdf
(関連URL:公式HP)
http://www.naro.affrc.go.jp/event/list/2014/09/054099.html

■G空間EXPO2014に出展します

11月13日(木曜日)、14日(金曜日)、15日(土曜日)に、お台場の日本科学未来館で、G空間EXPO2014が開催されます。農工研からは、「農家が簡単に使える農地基盤情報システム(VIMS)と生産管理を支援するAR機能搭載型GIS(iVIMS)」と「スマートフォンを活用した雨量の観測・閲覧システム(Larc)」を出展します。最新のGIS技術を農家、農村の現場ニーズに根ざしたサービスサイエンスとして展開している研究成果をプレゼンテーションするものです。関心のある方は是非会場に足をお運び下さい。

農村基盤研究領域 資源評価担当主任研究員 重岡 徹

(関連URL:公式HP)
http://www.g-expo.jp/
 

■環境放射能対策・廃棄物処理国際展(RADIEX2014)参加報告

9月24~26日に科学技術館(東京都千代田区)で開催された、環境放射能対策・廃棄物処理国際展(RADIEX2014)において、研究成果の広報活動を行いました。

「復興事業と連携した環境放射能対策へ」をテーマとした、本国際展において、農林水産省委託プロジェクト研究「農地等の放射性物質の除去・低減技術の開発」で得られた成果のポスター展示と、除染前後の農地のモニタリングが可能な測定システムの展示、併設会場でのプレゼンテーションを行い、研究活動の説明を行いました。

また、引き続き10月30、31日に福島県郡山市の屋外会場で開催されるサテライト版「RADIEX in Fukushima」へも参加を予定しています。

資源循環工学研究領域 主任研究員 土原健雄

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/54/2-3.pdf
 

 3)農工研の動き

■平成26年度農林水産省農村振興局と農村工学研究所との幹部意見交換会の開催 -行政と研究のマッチング-

9月18日に、農林水産省(霞ヶ関)において、農村振興局と農工研の幹部による意見交換会が開催されました。本会議は、行政施策が求める技術と研究開発の方向が整合するように、双方の取り組みを確認し、忌憚のない意見を交換する場となっています。

会議では、双方の取組状況について説明を行った後、実務担当者レベルの連携上の課題と重要性や農業農村整備事業への新技術導入に向けての課題等について意見交換が行われました。

企画管理部 業務推進室企画チーム 竹村武士

 

■インターンシップ講習生(第二期)のつぶやき

農工研では、農村工学分野での将来の担い手育成の一翼を担うべく、農林水産省農村振興局との連携のもと、毎年この時期、三期に分けて農村工学分野の大学3年生のインターンシップを技術講習生として受け入れています。

本年、第二期(8月18日~8月29日)では、講習生9名が、2週間にわたり研究業務の一部を任され、実務を体験しました。「トライする自分のフューチャーこの夏に!」という本年のキャッチフレーズそのままに、自分たちの将来を考える良い機会となったようです。彼らが社会人になっても、農村工学分野との関わりの中で応援していきたいと思います。

以下、講習生による感想文から一部を紹介します。

技術移転センター 移転推進室上席研究員 安中誠司

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/54/3-2.pdf

 

 4)産学官連携情報

■ARIC情報第114号発行のお知らせ

一般社団法人農業農村整備情報総合センター(ARIC)では、広報誌「ARIC情報」を年4回発行しております。新しくなったデザインの今年度第1号となる第114号では、地形制約や地元要望等に応えられる新しい防潮堤を紹介したトピックス、用排水管理の高機能化に関する研究レポート、農林水産省における官民連携事業の事例紹介などを掲載しております。アクセスをお待ちしております。

ARIC情報編集委員会 事務局
Tel:03-5995-7170
E-mail:kikaku[@]aric.or.jp
※メールを送信する際は[@]の[]をとってください。

(ARIC情報第114号目次)
http://www.aric.or.jp/03_book/infoframe.htm

 

 5)農村の草花

■この大型の猫じゃらしは、アメリカ帰りのすごい奴? ~アキノエノコログサ~

野辺にススキの穂が揺れ出す季節となりました。畑や道ばたなどでは、猫じゃらしの穂も垂れています。この季節によく目立つ猫じゃらしの仲間、アキノエノコログサの中にはいったん、海を渡り、出戻ってきたものも含まれているかも知れません。

農村基盤研究領域 資源評価担当主任研究員 嶺田拓也

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/54/5-1.pdf

 

 6)研究者の横顔

■矢挽 尚貴(やびき なおき)

今年4月に農村工学研究所に着任されたニューフェイスです。行政部局での豊富な経験と柔和な人柄を武器にして、地域社会に直結する研究の最前線で取り組んでおられます。
(他己紹介: 吉本周平)

(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/54/6-1.pdf

 

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