農村工学研究部門

農村工学研究部門メールマガジン

メールマガジン第127号 (2020年12月号)

目次

1)トピックス
2)イベント情報
3)新技術の紹介
4)農村の草花
5)研究者の横顔

1)トピックス

■熊田総務副大臣が農村工学研究部門をご視察

12月9日(水)に熊田総務副大臣が農研機構を訪問されました。理事長より現在進行中の研究プロジェクト、強化中の農業界・産業界・都道府県との連携等についての説明、農業技術革新工学研究センターのほ場にてロボット農機の開発について説明し、ロボットトラクターや無人コンバインが自動走行視察が行われたのち、当研究部門において、ため池防災支援システムの説明を行った後、水田の水管理を遠隔・自動制御化するシステムをご覧になりました。

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■土居邦弘前農村工学研究部門長が日本農業工学会フェローを受賞しました

12月4日(金)、土居前農村工学研究部門長が日本農業工学会フェロー受賞の報告のため、藤原部門長を訪問されました。

研究推進部 研究推進部長 塩野隆弘

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■農研機構が第8回プラチナ大賞にて奨励賞を受賞しました

令和2年10月22日(木)農研機構が『「ICTを活用したため池防災支援システム」で地域の防災・減災に貢献』でプラチナ構想ネットワーク主催第8回プラチナ大賞の奨励賞を受賞しました。

研究推進部 研究推進室行政連携調整役 坂田 賢

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2)イベント情報

■SATテクノロジー・ショーケース2021がオンラインで開催されます(速報)

つくばをはじめ首都圏で活躍する研究者・技術者が最新の研究成果、アイディア、技術を相互に披露し交流するもので、1分間のプレゼンテーションとポスター展示で構成されます。

開催日:2021年2月19日(金) オンラインにて開催

当部門からは、水利工学研究領域 水域環境ユニット 竹村武士ユニット長らにより、参加型調査に向けた農業水路の「魚の棲みやすさ評価プログラム」の発表が予定されています。

研究推進部 研究推進室 渉外チーム 重田一人

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■スマート農業推進フォーラム2020が開催されます(再掲)

スマート農業技術に関する一連の情報を提供する「スマート農業推進フォーラム2020」が開催されます。昨年に続き2度目の開催で、今回は~日本農業へのスマート農業普及を目指して~と題して、オンライン形式で成果報告が行なわれることとなりました。

全国各地域で取り組まれているスマート農業実証ならびに農研機構でのスマート農業の成果を動画で紹介します。

研究推進部 研究推進室 渉外チーム 重田一人

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3)新技術の紹介

■(プレスリリース) V字状に幅広な破砕溝を深層まで構築できる全層心土破砕機「カットブレーカー」を開発- 営農排水施工技術の標準作業手順書を公開 -

従来技術より深く、表面から70cmまでV字状に幅広く土壌を破砕できる全層心土破砕機「カットブレーカー」を開発しました。トラクターや農耕用ブルドーザに装着して使用します。開発機を利用して、堅く締まって地表に水が溜まりやすい土壌を確実に破砕し、下層土や既設の暗渠まで迅速に余分な水を浸透させることにより、農地の排水性を良好に保ち、畑作物の生産を安定化することができます。本技術と、既存の「カットシリーズ」を用いた営農排水施工技術の実施手順等を取りまとめた標準作業手順書(SOP:Standard Operation Procedures)を作成し、本日ウェブサイトで公開しました。

研究推進部 研究推進室渉外チーム長 猪井喜代隆

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■知的財産情報(26)「複数貯水池氾濫解析装置、複数貯水池氾濫解析方法」が登録されました

農研機構とニタコンサルタント株式会社が出願した以下の発明が、登録されました。

本成果は、内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「レジリエントな防災・減災機能の強化」の研究成果であり、社会実装され活用されています。

興味のある方は、「特許情報プラットフォーム(J-Plat Pat)」からご覧ください。

【特許番号】特許第6793924号
【登録日】令和2年11月13日(2020.11.13)
【発明の名称】複数貯水池氾濫解析装置、複数貯水池氾濫解析方法

研究推進部 研究推進室渉外チーム長 猪井喜代隆

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■知的財産情報(27)「放射能測定装置及び放射能測定方法」が登録されました

農研機構と福島県土地改良事業団体連合会と応用地質株式会社が出願した以下の発明が、登録されました。

興味のある方は、「特許情報プラットフォーム(J-Plat Pat)」からご覧ください。

【特許番号】特許第6782879号
【登録日】令和2年10月23日(2020.10.23)
【発明の名称】放射能測定装置及び放射能測定方法

研究推進部 研究推進室渉外チーム長 猪井喜代隆

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4)農村の草花

■難を転じて福となす 来年度は人々が集い談笑し合える年になりますように ~ナンテン~

今年はcovid-19(新型コロナウィルス)やその対策などに明け暮れた年となってしまいました。先日、京都の清水寺で発表された恒例の今年の漢字には「密」が選ばれましたが、縁起の良い植物と知られるナンテンの語源は、その密集する赤い果実を食堂の暖かな灯火に見立てたものであることを知っていましたか。また、ナンテンの花言葉は「よき家庭」「幸せ」。来年こそ、コロナ禍が収まり、灯火のもとお互いのぬくもりに幸せを感じられる年となりますように。

水利工学研究領域 水域環境ユニット上級研究員 嶺田拓也

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5)研究者の横顔

■西田 和弘(にしだ かずひろ)

今月の研究者の横顔は用水管理ユニットの西田和弘さんです。

西田さんは19年11月に東京大学から異動してこられ、開水路システムの用水需要予測に取り組んでおられます。同じユニットに所属していますが、今回の研究者の横顔を読み、初めて西田さんが学生時代は乾燥地の塩類集積過程の研究をやっておられたことを知りました。今年は現地調査の時期が梅雨に重なり、私が同行した際もそれ以外でも雨に見舞われていたようなので、勝手ながら余計に意外な印象を持ってしまいました。

(他己紹介) 山﨑寛史

(自己紹介)

http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/127/05-01.pdf

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