農村工学研究部門

農村工学研究部門メールマガジン

メールマガジン第150号 (2022年11月号)

目次

1)トピックス
2)新技術の紹介
3)見学だより
4)農村工学研究部門の動き
5)ズームイン
6)農村の草花

1)トピックス

■第2回NARO食と健康の国際シンポジウム「食料安全保障と健康-先端技術によるフードシステム変革を目指して-」開催のお知らせ

農研機構は、2022年12月に「食と健康」に焦点をあてた第2回目の国際シンポジウムをオンラインで開催します。「食料安全保障と健康」の実現を追求し続ける世界の研究機関・企業の研究成果や取り組みを共有し、研究開発から社会実装・ビジネス展開までを加速するため、国際的な連携の強化をめざします。

シンポジウムは、基調講演セッションと2つの分野別セッションで構成されます。各セッションの「ピッチ講演」では、企業・ネットワーク等による特徴ある取組を紹介するとともに、研究開発ニーズのマッチングをめざします。

(関連URL)

■農研機構秋のオンライン一般公開2022の生放送がNARO Channelでも見られるようになりました

農研機構秋のオンライン一般公開2022のコンテンツのひとつ、『農研機構 秋のオンライン一般公開「農業と暮らしを結ぶサイエンス2022」』が、コーナーごとに農研機構のYouTubeチャンネルの「NARO Channel」に掲載されました。
農村工学研究部門も参加していますのでNARO Channelでも是非ご覧ください。

研究推進部 研究推進室 笹倉亜希子

(関連URL)

2)新技術の紹介

■知的財産情報(44)「土壌流亡抑制のための堅密土堤の構築方法」が登録されました

農研機構と地方独立行政法人北海道立総合研究機構が出願した以下の発明が、登録されました。
興味のある方は、「特許情報プラットフォーム(J-Plat Pat)」からご覧ください。

  • 【特許番号】特許第7165941号
  • 【登録日】令和4年10月27日(2022.10.27)
  • 【発明の名称】土壌流亡抑制のための堅密土堤の構築方法

研究推進部研究推進室渉外チーム長 猪井喜代隆

(関連資料)

3)見学だより

■長野県伊那市関係土地改良区の見学が開催されました

11月1日、長野県伊那市関係土地改良区、伊那市役所の皆さん(19名)が、当部門を見学しました。農工研が開発した土地改良区農地基盤地理情報システム(VIMS)についてどのようなシステムなのか、また農業用水利施設の効率的な維持管理手法について知りたいとの希望で開催されました。

研究推進部 研究推進室 後藤眞宏

(関連資料)

韓国忠南大学の見学だより

11月17日(木)に、韓国忠南大学の安准教授,李教授,学生2名を含む4名のみなさんが、当部門を訪問されました。訪問の目的は、パイプライン、ファームポンド等の農業水利施設管理や自動給水栓などICT水管理に関する研究の見学です。

水利工学研究領域 水利制御グループ長補佐 中矢哲郎

(関連資料)

4)農村工学研究部門の動き

■スマート農業実証プロジェクトのアウトリーチ活動を実施しました(10月)

当研究部門が参画する「スマート農業実証プロジェクト・多面的機能向上スマート水管理実証コンソーシアム」では、山形県河北町にてICTを用いた田んぼの水管理技術を中心としたスマート農業技術の実証を行っています。

10月に実証地で開催された「河北町水土里powerフェスティバル(9日)」「かほくほくほくまつり(16日)」に出展し、2回のアウトリーチ活動を実施しました。

資源利用研究領域 地域資源利用・管理グループ上級研究員 芦田敏文

(関連資料)

■令和4年度 農村工学研究部門・水資源機構技術情報交換会を開催しました

農研機構農村工学研究部門は、11/14(月)に水資源機構との技術情報交換会をWeb会議にて開催いたしました。本技術交流会は年に1回実施されており、本年度は農村工学研究部門がホストを務めました。

研究推進部研究推進室行政連携調整役 林田洋一

(関連資料)

5)ズームイン

■令和4年度若手研究員農家等実地研修

農研機構では若手研究者の社会に役立つ研究開発・技術開発を行う意識を高めることを目的として若手研究者を農業経営体等へ派遣し、農作業等の業務経験や経営者と対話を行う機会を設ける農家等実地研修を実施しています。

今回は鹿児島県で研修を受けた福元研究員からレポートが届きました。

研究推進部研究推進室

(関連資料)

6)農村の草花

■晩秋の野辺に吹く風に頼りなさげに揺れる、どこか哀愁を感じさせるあの草は ~ヌカキビ~

米や麦、粟などと並び、五穀の一つにも数えられているキビ。栽培キビを見る機会はあまりありませんが、田んぼの畔や湿地には、キビに近い仲間のヌカキビをよく見かけます。
キビとは異なり、大きく散開する花穂にはまばらにしか小穂がつかず、利用価値には乏しいのですが、キビよりも小ぶりで細身ながら似た実をつけることを知っていますか。

施設工学研究領域施設保全グループ 上級研究員 嶺田拓也

(関連資料)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【編集発行】
〒305-8609 茨城県つくば市観音台2-1-6
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究部門
研究推進部 研究推進室 渉外チーム