農村工学研究部門

農村工学研究部門メールマガジン

メールマガジン第174号(2024年11月号)

目次

1)トピックス
2)イベント情報
3)新技術の紹介
4)技術研修室より
5)農村工学研究部門の動き
6)見学だより
7)農業水利施設の魅力を知ってほしい
8)研究者の横顔

1)トピックス

■農業施設学会 学会賞を職員が受賞しました

農業施設学会 学会賞に、当研究部門の研究者が受賞しました。
(農工研の研究者のみを記載)

【農業施設学会論文賞】
「冬季夜間の下向き赤外放射量が農業用被覆資材の熱貫流係数に与える影響」
 大橋雄太・土屋遼太・石井雅久・林真紀夫

【農業施設学会プレゼンテーション賞 若手研究者・ポスター発表の部】
「電磁ノイズに堅牢なマイクロフォン回路(srTIA)を使ったコナジラミ類の微小音計測の検討」
 於保 拓高(他2名)

研究推進部 研究推進室

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■最新の研究成果をAGU(American Geophysical Union)24にて発表します

12月9-13日(現地時間)に、アメリカワシントンD.C.のWalter E. Washington Convention Centerで開催される「AGU24」にて当部門の研究者が成果を発表します。

詳細につきましてはAGU24のウェブサイトをご覧ください。

(関連URL)

■最新の研究成果を第75回農業農村工学会関東支部大会にて発表します

12月13日に、さいたま新都心合同庁舎2号館5階共用大会議室で開催される「第75回農業農村工学会関東支部大会」にて当部門の研究者が成果を発表します。

詳細につきましては農業農村工学会 関東支部のウェブサイトをご覧ください。

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2)イベント情報

■「実用新技術講習会及び技術相談会」を開催(報告)

11月1日(金)、農研機構・農村工学研究部門は、東京大学農学部弥生講堂(一条ホール)で、令和6年度 実用新技術講習会及び技術相談会」(後援:農林水産省)を開催しました。

当日は、現場の第一線で農業農村整備に携わる国や県等の関係行政職員、水土里ネット等各種団体、建設会社や設計コンサルタント等民間企業(計63社)からの技術者など、189名(注:農研機構35を含む)の方々にご参加頂きました。おいで頂きました皆様には厚く御礼申し上げます。

プログラムは、農林水産省を代表して石川英一・農村振興局設計課長からのご挨拶、情勢報告として同局防災課の志田麻由子防災・減災対策室長から「農業用ため池の防災減災対策」のご講演、当研究部門からは、技術報告として、

  • 「ため池の事前放流を支援する「ため池水位管理情報システム」」(吉迫)
  • 「建設材料の耐摩耗性を相対評価できるサンドブラスト装置」(金森)
  • 「水路の摩耗調査を省力化する型取りゲージ画像の解析プログラム」(金森)
  • 「3Dカメラと画像解析を用いた水門開度および水位の遠隔監視システム」(中田)
  • 「メタン発酵消化液を土中に安定的に施用でき低コストで導入できるスラリーインジェクター」(中村)

を発表しました。

さらに、展示スペースに移り、新技術17テーマについて、各研究者がポスターセッションにより来場者の皆様に直接ご紹介するとともに、現場課題の技術相談も承り、終了時刻間際まで多くの方々が活発に情報交換を行う様子もみられるなど盛況でした

皆様には、来年度開催の際にもご参加頂きますことを、心よりお待ちしております。
(次年度は令和7年11月6日(木)開催を予定)

技術移転部移転推進室長 田中繁世

(関連資料)

3)新技術の紹介

■知的財産情報(70)「洗掘防止構造」が登録されました

農研機構が出願した以下の発明が、登録されました。
興味のある方は、独立行政法人INPITが運営する「特許情報プラットフォーム(J-Plat Pat)」からご覧ください。

  • 【特許番号】特許第7575047号
  • 【登録日】令和6年10月21日(2024.10.21)
  • 【発明の名称】洗掘防止構造

研究推進部 研究推進室渉外チーム 主査 中司朋宏

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4)技術研修室より

■農村工学技術研修の開催(2024年11月号)

10月21日から11月8日にかけて、集合形式で3件の研修を行いました。

今回はこの3件の研修の様子をお届けします。

技術移転部 技術研修室

(関連資料)

5)農村工学研究部門の動き

■インターンシップ制度を活用した大学生の実務体験(8月19日~9月6日)

農研機構では、最先端の研究開発スキルや考え方および取り組み方の体験を目的として、学生を対象としたインターンシップを実施しています。8月19日~9月6日にかけて8名の方が農村工学研究部門を訪れました。

研究推進部 研究推進室

(関連資料)

6)見学だより

■東京事務所中四国ブロック のりす会の見学が開催されました

10月1日、全国都道府県の東京事務所の農林担当で、中四国ブロック(のりす会)の11名が、当部門を見学しました。

研究推進部 研究推進室

(関連資料)

■阿賀川土地改良区の見学が開催されました

10月23日、福島県阿賀川土地改良区14名が、稲作に関するスマート農業に関する成果などを視察するために農研機構を訪問されました。まず、食と農の科学館を見学した後、農工研に到着しました。

研究推進部 研究推進室

(関連資料)

7)農業水利施設の魅力を知ってほしい

■渡来人によって整備された葛野大堰(2024年11月)

わが国の歴史を振り返ると、奈良時代や平安時代には遣隋使や遣唐使を大陸に派遣して、様々な技術を持ち帰っていた。かんがい技術でも、渡来人の影響は大きかったと考えられる。今回は、京都市の桂川右岸を受益とする洛西用水に着目する。

農地基盤情報研究領域 地域防災グループ上級研究員 廣瀬裕一

(関連資料)

8)研究者の横顔

伊佐 彩華(いさ あやか)

今回の「研究者の横顔」は、施設工学研究領域施設保全グループの伊佐彩華さんです。
伊佐さんは、学生時代、画像分類AIなどを使って研究されていましたが、現在は農業水利施設のストックマネジメントに関する研究を行っているグループで研究をされています。
沖縄生まれ沖縄育ちであるため、雪が降り初めて雪を見た際には目を輝かせて話されておりました。私も小さな発見に気づけるよう初心で物事を観察するようにしていきたいと思います。
日帰り旅行を最近の趣味とされているようなのでおすすめの場所を紹介したいところですが、偕楽園や袋田の滝などがある県央から県北には私も行けていないのでおすすめの場所を見つけ次第共有いたします。

(他己紹介) 吉澤 剛禎

(自己紹介)

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研究推進部 研究推進室 渉外チーム