目次
1)イベント情報
2)新技術の紹介
3)農工研ニュースより
4)農村工学研究部門の動き
5)見学だより
6)農業水利施設の魅力を知ってほしい
7)研究者の横顔
1)イベント情報
■「SATテクノロジー・ショーケース 2025」でポスター発表しました
1月23日、つくば国際会議場で開催された「SATテクノロジー・ショーケース 2025」(主催:つくばサイエンス・アカデミー)に参加し、「画像解析による農業用水門の遠隔監視システム」についてポスター発表を行いました。
水利工学研究領域 水利制御グループ主任研究員 中田 達
(関連資料)
■「営農型太陽光発電に関するセミナー」を開催しました
1月31日に第108回農業施設セミナー「日本における営農型太陽光発電に関する研究動向」を開催しました。営農型太陽光発電は近年、注目されているコンセプトですが、農学的観点からの課題が改めて共有されました。また、参加者は50名を超え、盛況なセミナーとなりました。
資源利用研究領域 地域資源利用・管理グループ研究員 土屋 遼太
(関連資料)
2)新技術の紹介
■知的財産情報(75)「水量予測システム、水量予測方法及びプログラム」が登録されました
農研機構が出願した以下の発明が、登録されました。
興味のある方は、独立行政法人INPITが運営する「特許情報プラットフォーム(J-Plat Pat)」からご覧ください。
- 【特許番号】特許第7630827号
- 【登録日】令和7年2月7日(2025.2.7)
- 【発明の名称】水量予測システム、水量予測方法及びプログラム
研究推進部 研究推進室渉外チーム 主査 中司朋宏
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3)農工研ニュースより
■暗渠排水のライフサイクルコストを削減する3次元位置情報の取得・活用技術
暗渠疎水材に有機質系資材を使用した場合、疎水材の腐食によって暗渠排水機能が10年程度に低下してしまう問題があります。暗渠排水のライフサイクルコスト削減のため、排水管の位置情報を取得する技術を開発しました。
研究推進部 研究推進室渉外チーム
(関連URL)
4)農村工学研究部門の動き
■令和6年度「第2回技術交流会議」(農林水産省情報分析官との情報交換会)開催
2月5日午後、恒例の農水省農村振興局、関東農政局の7名の「情報分析官」との情報交換のための「技術交流会議」を対面/Webハイブリッド形式で開催しました。国際農林水産業研究センター(JIRCAS)からも関連分野の研究者にご参加頂きました。この会議は平成23年度より基本的に毎年2回開催してきています。
技術移転部 教授 島崎 昌彦
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5)見学だより
■ウクライナ国農業関係者の皆さんが来訪されました
2月4日、ウクライナ国の国立土地改良・漁業・食糧計画開発局、水利用者組合連合など農業関係者5名が、土壌硬化剤STEINを用いて施工した水路を見学しました。
研究推進部 研究推進室
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6)農業水利施設の魅力を知ってほしい
■成冨茂安の偉業(2025年2月)
江戸時代の土地改良事業では、様々な偉人が登場する。その中でも今月紹介する佐賀県(肥前)では、成冨兵庫茂安(以下、成冨茂安)が現在の水利システムの基礎を作り上げた。これがいろいろ他にはない思想、設計がなされているようで大変おもしろい。今月はそれらを紹介しようと思う。
農地基盤情報研究領域 地域防災グループ上級研究員 廣瀬裕一
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7)研究者の横顔
■於保 拓高(おぼ ひろたか)
今回の「研究者の横顔」は、地域資源利用・管理グループの於保拓高さんです。
於保さんは大学院博士課程を卒業し、昨年4月より農工研に加わりました。工学で博士を取得されたこともあって、特許アイディアや工作知識であったり、自前の3Dプリンターで印刷された小物が机上に置かれていたりと、私と異なるアプローチをお持ちの方で、今後のスマート農業化に向けた研究で欠かせない存在だと感じます。
ところで、本文中には於保さんのお腹いっぱいな話が載っていますが、私は出張中に聞かせてくれる於保さんの惚気話でお腹いっぱいです(笑)。
(他己紹介) 関 航太郎
(自己紹介)
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研究推進部 研究推進室 渉外チーム