農村工学研究部門

農村工学研究部門メールマガジン

メールマガジン第178号(2025年3月号)

目次

1)新技術の紹介
2)農工研ニュースより
3)技術研修室より
4)農村工学研究部門の動き
5)見学だより
6)農業水利施設の魅力を知ってほしい
7)研究者の横顔

1)新技術の紹介

■「型取りゲージと摩耗深さ・表面粗さ測定アプリを用いた水路の摩耗調査手法標準作業手順書」を公開

農研機構は、「型取りゲージと摩耗深さ・表面粗さ測定アプリを用いた水路の摩耗調査手法標準作業手順書」を本日ウェブサイトで公開しました。

本手順書は、水路の摩耗調査手法(農林水産省のマニュアルに準拠)の解析作業を自動化する摩耗深さ・表面粗さ測定アプリの操作方法と、一連の調査手順を示したものです。

本手順書を活用することで、水路の摩耗調査を効率的に実施できます。また解析作業における個人差がなくなるため、調査結果の質が向上します。

研究推進部 研究推進室渉外チーム 主査 中司 朋宏

(関連URL)

2)農工研ニュースより

■多面的機能支払交付金活動を記録し分析してみる

多面的機能支払交付金活動において、報告書作成が義務付けられています。しかしこの作業は負担が大きく、組織活動の継続を阻む要因となっています。

PCやスマホを使用して簡単に報告書が作成できるだけでなく、活動報告書に必要な内容を直観的に記録したり、活動による経済評価を行うことができるデータ収集アプリを開発しました。

研究推進部 研究推進室渉外チーム

(関連URL)

3)技術研修室より

■農村工学技術研修の開催について

令和6年度の農村工学技術研修について、本年度計画した17研修は、座学主体の研修はオンライン形式で、座学はオンライン形式・演習・実習は集合形式のハイブリット形式で、演習主体の研修は集合形式の3つの形式で実施しました。

令和7年度の農村工学技術研修については、基本的に令和6年度と同様な内容で実施予定ですが、中堅技術研修(農村振興係長A)については実施主体が農工研から農林水産省農村振興局に変更されたことから研修の数が1つ減り、16研修を実施します。

技術移転部 技術研修室

(関連資料)

4)農村工学研究部門の動き

■令和6年度 農村工学地域連携会議を開催しました

農研機構農村工学研究部門は、3月12日に地方農政局等との農村工学地域連携会議をWeb会議にて開催いたしました。

研究推進部 研究推進室行政連携調整役 竹村 武士

(関連資料)

■令和6年度 農村工学試験研究推進会議を開催しました

農村工学研究部門は、3月17日に対面及びWeb会議形式で「令和6年度 農村工学試験研究推進会議」を開催しました。この会議は、農業農村整備に関する技術開発を着実に推進するために、農業農村工学分野の研究開発に携わる各機関が、研究成果や現状に関する情報を共有し、今後の技術開発の方向性や現場での技術導入について意見交換を行うことを目的としています。

研究推進部 研究推進室推進チーム長 有吉 充

(関連資料)

5)見学だより

■慶應義塾大学・西研究室の皆さんが来所されました

3月7日、慶應義塾大学理工学部の西 宏章教授と研究室の計8名が、当日の午後に開催される農業施設セミナーへの出席の前に、当部門の研究施設を見学されました。

研究推進部 研究推進室

(関連資料)

6)農業水利施設の魅力を知ってほしい

■神話の里を流れる用水路は岩樋が特徴(2025年3月)

今月は、島根県出雲市の出雲平野を受益地とする高瀬川を紹介する。高瀬川は江戸時代に大梶七兵衛が私財を投じて開削した灌漑用水路かつ舟運に用いられた運河であり、かつ出雲平野が木綿の産地であったことから藍染も盛んにおこなわれ、その工程で高瀬川の水が活用された。

農地基盤情報研究領域 地域防災グループ上級研究員 廣瀬裕一

(関連資料)

7)研究者の横顔

■土屋 遼太(つちや りょうた)

今回の「研究者の横顔」は、地域資源利用・管理グループの土屋遼太さんです。
2016年より農研機構に所属し、2024年からは仕事の傍ら、博士課程の学位を目指しておられます。
「裏表」や「横顔」の定義話が書かれていますが、ここ1年、私は彼の後ろの席で、背後から「裏の顔」を?見てきました。
そんな私から紹介。表裏・横も大変ひたむきで、あらゆる角度から、多面的な解釈ができる頼もしい研究者です。

(他己紹介) 於保 拓高

(自己紹介)

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