目次

1)トピックス
- ■最新の研究成果を 「The 2nd International Sociohydrology Conference in Tokyo」 にて発表します
- ■最新の研究成果を第60回 地盤工学研究発表会にて発表します
2)新技術の紹介
3)農工研ニュースより
4)技術研修室より
5)見学だより
6)或る農業研究員の放浪記
7)研究者の横顔
1)トピックス
■最新の研究成果を 「The 2nd International Sociohydrology Conference in Tokyo」 にて発表します
7月19日から21日に、東京大学伊藤国際学術研究センターで開催される「The 2nd International Sociohydrology Conference in Tokyo」にて当部門の研究者が成果を発表します。
詳細につきましては The 2nd International Sociohydrology Conference in Tokyoのウェブサイトをご覧ください。
日時 : 2025年7月21日(月) 11:45から12:00
担当研究者:髙田 亜沙里
(関連URL)
■最新の研究成果を第60回 地盤工学研究発表会にて発表します
7月22日から25日に、山口県下関市海峡メッセ下関・下関生涯学習プラザで開催される「第60回 地盤工学研究発表会」にて当部門の研究者が成果を発表します。
詳細につきましては 第60回 地盤工学研究発表会のウェブサイトをご覧ください。
日時 : 2025年7月22日(火) 13:10から14:40 一般セッション8. 技術報告(調査・設計・施工)
題名 : [22-2-3-06]鉄鋼スラグを用いたため池補強工法の施工管理と築堤後の安定性について
(関連URL)
2)新技術の紹介
■(お知らせ) ため池ベントナイトシート工法の設計手順や施工方法を解説したマニュアルを公開
農研機構は、神戸大学と共同で作成した「ため池ベントナイトシート工法設計・施工マニュアル」を2025年6月6日ウェブサイトで公開しました。
このマニュアルは、兵庫県が発刊した「兵庫県ため池ベントナイトシート工法設計・施工マニュアル」をもとに、農林水産省の指針(土地改良事業設計指針「ため池整備」)に沿って、全国の自治体で活用できるよう設計方法および施工方法、維持管理方法等を統一化しています。
ベントナイトシート工法は、ため池の堤体内にベントナイト系遮水シートを敷設することでため池の安全性を向上させる工法であり、ため池の改修工事で採用数が増加しています。
このマニュアルを使用することで、全国の自治体で効率的にベントナイトシート工法の設計・施工が可能となります。
研究推進部 研究推進室渉外チーム 主査伊藤 もも
(関連URL)
■知的財産情報(76)「給排水制御装置及び給排水制御システム」が登録されました
農研機構が出願した以下の発明が、登録されました。
興味のある方は、独立行政法人INPITが運営する「特許情報プラットフォーム(J-Plat Pat)」からご覧ください。
- 【特許番号】特許第7696160号
- 【登録日】令和7年6月12日(2025.6.12)
- 【発明の名称】流体の漏洩位置の検出方法及びプログラム
研究推進部 研究推進室渉外チーム 主査伊藤 もも
(関連URL)
3)農工研ニュースより
■ため池の空き容量確保による貯水位上昇に対する抑止効果の可視化
ため池の防災・減災対策が課題となっています。豪雨・地震に弱いため池や劣化の進んでいるため池では計画的な防災工事が進められていますが、時間が必要となるため、工事前においても減災対策が求められています。
農村工学研究部門では、ため池の空き容量による貯水位の上昇を抑止する効果を観測された降雨データに基づいて定量化し、可視化する手法を提案しました。
(関連URL)
- 農村工学通信127号
https://www.naro.go.jp/publicity_report/publication/laboratory/nire/news/152535.html - 研究成果「ため池立地の降雨特性を織り込んだ空き容量確保によるため池の被災抑止効果の評価」
https://www.naro.go.jp/project/results/4th_laboratory/nire/2020/nire20_s15.html
4)技術研修室より
■農村工学技術研修の開催
5月19日から6月6日にかけて、web形式で1件、対面研修で2件の研修を行いました。
今回はこの3件の研修の様子をお届けします。
技術移転部 技術研修室
(関連資料)
5)見学だより
■茨城大学農学部の見学
5月19日、茨城大学農学部地域総合農学科の学生6名、引率者2名の計8名が当部門の水理実験装置を見学されました。
研究推進部 研究推進室
(関連資料)
■茨城県立水戸農業高等学校の見学
6月3日、茨城県立水戸農業高等学校の農業土木科1年生(36名+先生3名)が当部門を見学されました。
研究推進部 研究推進室
(関連資料)
■日本水土総合研究所の見学
6月19日、日本水土総合研究所から、当部門の施設見学と交流促進のために、19名の皆さんが来所されました。
研究推進部 研究推進室
(関連資料)
6)或る農業研究員の放浪記
■第3話 日本のカナート、マンボ ―片樋マンボを訪ねて―
第1話でイランのカナート(横井戸)を紹介しました。その際に日本にも類似の横井戸型灌漑施設である「マンボ」があると書きましたが、今回は、その日本のカナートである「マンボ」を紹介したいと思います。
さすらいの研究員
(関連資料)
7)研究者の横顔
■上田 達己(うえだ たつき)
今月の「研究者の横顔」は資源利用研究領域の上田逹己上級研究員の紹介です。
研究分野やツールを変えながら、その度に学び続け、高みを目指す姿勢に頭がさがります。ちなみに本文中でバックナンバーを紹介されています。改めて勉強になりました。
皆さんもぜひご覧ください。
(他己紹介) 川邉 翔平
(自己紹介)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【編集発行】
〒305-8609 茨城県つくば市観音台2-1-6
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究部門
研究推進部 研究推進室 渉外チーム