農村工学研究部門

農村工学研究部門メールマガジン

メールマガジン第190号(2026年3月号)

目次

農工研の情景(2026年3月撮影)
農工研の情景(2026年3月撮影)
1)トピックス
2)農工研ニュースより
3)技術研修室より
4)農村工学研究部門の動き
5)見学だより
6)或る農業研究員の放浪記
7)研究者の横顔

1)トピックス

■研究紹介動画「浸水被害の軽減を目的としたリアルタイム予測技術と3D化技術」を公開しました

大雨による浸水被害の軽減を目指し、リアルタイム予測技術と3D可視化技術を開発しました。

河川や農業水路に設置した水位センサーの観測データを活用し、数時間先の浸水状況を予測することで、水門・ポンプの最適操作や住民の避難判断を支援します。

さらに、ポンプ場内部を3Dで再現し、浸水時の危険度を色分けして表示することで、遠隔地からでも被害状況を直感的に把握でき、迅速な復旧対応につなげます。

ぜひご覧ください。

水利工学研究領域 水利制御グループ研究員﨑川 和起

(関連URL)

■研究紹介動画「カプセル型漏水位置探査技術」を公開しました

農村工学研究部門は、農業用パイプラインの漏水位置を特定するための「カプセル型漏水位置特定技術」を開発しています。

本動画は、現地の農業用パイプラインを対象として行った実証試験の様子をまとめたものです。

カプセル投入から回収までの流れを動画とアニメーションでわかりやすく解説しています。

農業用パイプラインの機能診断をご検討されている多くの皆様にご覧いただけますと幸いです。

施設工学研究領域長森 充広

(関連資料)

■食と農の科学館がリニューアルオープンしました。

「食と農の科学館」は、農研機構の研究や開発技術を紹介する施設です。

このたび、1995年の開館以来初となる全面改装を行い、3月10日にリニューアルオープンしました。

農村工学研究部門も特別展示エリアや新技術展示エリアにて研究成果を展示しています。

「食と農の科学館」は、農研機構の研究や開発技術を紹介する施設です。

つくばに訪れました際はぜひ皆様のご来訪をお待ちしております。

(関連URL)

2)農工研ニュースより

■降雨特性を踏まえたため池の洪水調節効果の評価手法

ため池はかんがい用水を貯める本来の役割とともに、多面的機能のひとつとして大雨時に雨水を貯留し、下流の農地などの浸水被害を軽減する洪水調節機能を持ちます。

ため池が発揮する洪水調節の効果の大きさや有効な強化対策を評価するために、洪水の発生頻度を評価の尺度とした、新たな評価手法を提案しました。

(関連URL)

3)技術研修室より

■農村工学技術研修の開催について

1956(昭和31)年に農林省農地局によって始められ、その後、農業土木試験場(現在の農研機構農村工学研究部門)に継承された本技術研修は、令和7年度で70年目となりました。この間の研修修了生の合計は、24,748名に及びます。ご多忙の中、研修講師を務めていただいた方々、研修生を送り出してくださる方々、研修に真摯に取り組んでいた研修生の皆さんに感謝申し上げます。

令和7年度の農村工学技術研修について、計画した16研修(基礎技術研修、中堅技術研修、専門技術研修)は、座学主体の研修はオンライン形式、座学をオンライン形式で演習・実習を集合形式としたハイブリッド形式、演習主体の研修は集合形式の3つの形式を基本として実施しました。
令和8年度の農村工学技術研修については、基本的に令和7年度と同様の内容で実施予定ですが、生態系保全研修については隔年開催となるため(奇数年に実施)、研修の数が1つ減って全15の研修を実施します。

技術移転部 技術研修室

(関連資料)

4)農村工学研究部門の動き

■令和7年度 農村工学研究部門・水資源機構技術情報交換会を開催しました

農研機構農村工学研究部門(以下、農工研)は、2/13(金)に水資源機構との技術情報交換会を開催しました。技術情報交換会は年に1回実施されており、本年度は水資源機構にホストを務めて頂き水資源機構総合技術センターにて開催となりました。技術情報交換会に先立っては、水理模型実験、土質実験、ダムシミュレータ等の実験施設を見学させて頂きました。その後、場を会議室に移して技術情報交換会が行われました。技術情報交換会では、双方より全般的な課題や取り組み、および個別の取り組みについて、紹介を行った後、研究開発にかかる連携について意見交換しました。

施設見学、技術情報交換会ともに終始活発な質疑、意見が交わされ盛会のうちに終了しました。

研究推進部 研究推進室 行政連携調整役竹村 武士

(関連資料)

■令和7年度 農村工学試験研究推進会議を開催

農村工学研究部門は、3月17日に対面及びWeb会議形式で「令和7年度 農村工学試験研究推進会議」を開催しました。この会議は、農業農村整備に関する技術開発を着実に推進するために、農業農村工学分野の研究開発に携わる各機関が、研究成果や現状に関する情報を共有し、今後の技術開発の方向性や現場での技術導入について意見交換を行うことを目的としています。

研究推進部 研究推進室推進チーム長小嶋 創

(関連資料)

5)見学だより

■三重大学大学院生等が見学に来訪されました

3月4日、三重大学の先生と大学院生が当部門を見学されました。

研究推進部 研究推進室推進チーム

(関連資料)

6)或る農業研究員の放浪記

■谷田部海軍航空隊に関する放浪記の訂正と補遺

2025年度の最後に、昨年の7月~8月に掲載された拙稿(終戦から80年、谷田部・観音台の先史)の訂正と補遺をお届けします。補遺では、谷田部飛行場の初期の姿や遠見塚に建設された三角兵舎、そして、谷田部海軍航空隊出身の特攻隊「昭和隊」のその後について記しました。

さすらいの研究員

(関連資料)

7)研究者の横顔

■白旗 克志(しらはた かつし)

今回の「研究者の横顔」は、水利工学研究領域 流域管理グループの白旗克志さんです。

長年、沖縄県を中心に地下水に関する研究に取り組んできたベテラン研究者です。

現地に根ざした調査を大切にされており、地元の行政機関からの信頼も厚く、 着実に経験を積み重ねてこられた姿がとても印象的です。

(他己紹介) )﨑川 和起

(自己紹介)

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