野菜花き研究部門

露地野菜育種グループ

根こぶ病抵抗性キャベツ品種
「YCRふゆいろ」

露地野菜育種グループでは、アブラナ科野菜およびネギ・タマネギを対象に、耐暑性や病害虫抵抗性を持つ品種の開発に取り組んでいます。気候変動への適応、化学農薬使用量の低減、ならびに野菜の安定供給の実現を目指すとともに、健康維持・増進に寄与する機能性成分を高含有する品種の開発を進めています。また、効率的かつ高度な育種のために、ゲノム情報を利用した選抜マーカーの開発など、育種基盤技術の整備にも注力しています。
現在、主に以下の特性を持つ品種の開発を行っています。

<アブラナ科野菜>

  • 難防除病害である根こぶ病および黒斑細菌病に対する強度抵抗性
  • 高温期にダイコンで発生する内部褐変症に対する耐性
  • 健康機能性成分スルフォラファングルコシノレートの高含有化

<ネギ・タマネギ>

  • 高温条件下で品質・収量に優れる特性
  • 新系統(B系統)による被害が問題になっているネギハモグリバエに対する抵抗性
  • タマネギの収量減の一因である不時抽苔(球肥大せずに抽苔・開花する現象)が生じづらい特性
根こぶ病多発圃場における根こぶ病抵抗性キャベツ品種「YCRふゆいろ」(左) および市販品種(罹病性)の地下部(右)
高温期でも生育が旺盛な夏どり用
ネギ品種「夏もえか」

メンバー