西日本農業研究センター

地域営農グループ

地域営農グループでは、中山間地域の所得増加と雇用創出を図るため、中山間地域のリソースや強みを活かした農畜産物や加工品、さらには消費サービスの開発を支援し、地場消費の拡大につながる新たなビジネスモデルの構築を目指しています。
具体的には、地域の主要品目である麦類、大豆、有機農産物、和牛等を対象に、地元産品に対する地域内外の消費者ニーズや地元加工業者等の実需者ニーズとともに、産地における生産・加工流通の強みや問題点、製品開発や地域ビジネス展開のボトルネックを把握します。そのうえで、新品種利用や農作業支援システム・センシング技術等のICTを活用した収量向上・品質安定化技術、さらには新たな流通体系や生物資源評価技術等を生かした地域ブランド力の向上や販売促進方策等の開発に取り組みます。また、産地間・ビジネスモデル間の連携を促し、地場消費を後押しする多品目の地産地消モデルの構築に取り組みます。

上段:中山間地域で使用できるICT技術などを用いた効率的な排水対策法の開発
下段左:UAV等を用いた圃場内の排水性診断法の開発
下段右:和牛放牧による中山間地域ビジネスの開発

メンバー