品種詳細
キタノキラメキ
無エルシン酸なたね「キタノキラメキ」は、「キザキノナタネ」と比較し、北海道十勝地域で越冬株率が高く、やや多収である。
主要特性
- 「キタノキラメキ」は、1996年東北農試盛岡試験地において、無エルシン酸で多収の「キザキノナタネ」を種子親に、米国より導入したダブルロー品種「Onyx」 (ジーンバンクJP番号146926) を花粉親として交配、育成された、秋播きの食油用品種である。2010年、F14世代である。
- 寒冷地において、「キタノキラメキ」は「キザキノナタネ」と比較して、開花期及び成熟期はやや遅く、草丈がやや高い。また、越冬株率が高く寒雪害被害程度は低いが、寒冷地での収量性はやや低い。子実中のグルコシノレートは、「キザキノナタネ」、「ななしきぶ」と同様に含み、ダブルローでなく無エルシン酸品種である。
- 北海道十勝地域において、「キタノキラメキ」は「キザキノナタネ」と比較して、草丈がやや高く、越冬株率が高く、やや多収である。また、含油率も高い。菌核病抵抗性は'やや強'である。
- 「キタノキラメキ」の子実及び油は、実需による成分分析結果により、、「キザキノナタネ」と同様で、食油用として遜色のない品質である。
栽培適地
栽培適地は北海道十勝地方等の寒地
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
---|---|---|---|
27083 (2012年6月 1日) |
2012年9月12日 | 23721 (2014年9月30日) |
25年 (満了日:2039年9月30日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
キザキノナタネ x Onyx | 東北97号 |