※10月13日に申込人数および写真のキャプションを修正しました。
農研機構は10月5日(木曜日)に福岡市科学館サイエンスホールにて、第5回九州沖縄経済圏スマートフードチェーン事業化戦略会議を会場参加及びweb配信により開催しました。
2019年7月に開催しました九州沖縄経済圏スマートフードチェーンプロジェクト発足会後、農研機構は各プロジェクトについて共同研究機関等と研究の進展を図るとともに、九州沖縄経済圏の農業・食品産業界等のニーズを確認し、新たなプロジェクトのテーマについて協議を重ねてきました。
本会議はこれらの活動結果について、皆様にご報告する場として開催し、今回で5回目の開催になります。
今回の会議には会場64名、ウェブ配信284名の参加お申し込みをいただき、盛況のうちに開催されました。
九州経済連合会の倉富会長をはじめ、ご来賓の方々よりご挨拶をいただいた後、「九州沖縄経済圏スマートフードチェーンプロジェクト成果の事業化と輸出拡大に向けた農研機構の取組み」と題して農研機構本部事業開発部長より、本プロジェクトの目的や運営方針、九州沖縄経済圏からの輸出拡大に貢献できる技術提案や取り組む研究テーマについて説明がありました。その後、「サツマイモ基腐病対策技術」や「イチゴ・牛肉の輸出促進・拡大に向けた技術」、「ウンシュウミカンにおけるシールディング ・ マルチ栽培技術」等の九州沖縄経済圏における農業産出額が大きく、また、全国シェアの大きい作物に関する5つのプロジェクトの最新成果について農研機構の研究者から説明がありました。
農研機構は、民間企業、公設試、大学等と連携して、育種から生産、加工、流通、輸出までのスマートフードチェーンの事業化につながる研究開発を推進するとともに、九州沖縄経済圏の高い農業産出額(2兆円)と立地条件を活かしたさらなる農業・食品産業の成長産業化、地方創生に貢献できるよう取り組んでまいります。
九州沖縄経済圏SFCプロジェクトのサイトはこちら
https://www.naro.go.jp/q_sfc/index.html