ジーンバンクは種子を保存しています。皆さんに配布して種子量が減ったときや、種子の発芽率が低下したときなどには、種子を新たに増殖をしています。これから皆さんにイネの増殖作業を随時ご紹介していきます。これはイネの播種をしているところです。私たちは多くの品種のイネを作るため、栽培する場所が必要なことから種をまく量は少なく、その代わり、確実に根や芽を出すように育てています。多くの収穫を得るために播種する農業者の方々とは播をまく量が異なります。中には、芽が出にくい種もあり、貴重な遺伝資源を扱っていますので、大事に育てています。
イネの種を濡らしたペーパータオルに包んでおくと、芽が出てきています。この芽の出た種をシャーレに入れ、水を入れます。
イネの種をシャーレに入れて発芽させます。
種には細長い品種、色が濃い品種など多様な種子があります。シャーレに移したイネの種は、5日後に発芽しました。
発芽した種を丁寧に播種します。ジーンバンクではポットで育てています。