日時 | 平成29年8月5日 (土曜日) 9時30分-10時50分 |
場所 | 農研機構東北農業研究センター 北辰興農閣 研修室 |
話し手 | 農研機構東北農業研究センター 畜産飼料作研究領域 飼料生産グループ長 藤森 雅博 |
ファシリテーター | 農研機構東北農業研究センター 産学連携室 室長 佐藤百合香 |
主催 | 農研機構東北農業研究センター |
内容
今回の講演では「今、注目されているススキ --バイオ燃料や建材等への活用--」というテーマで、植物としてのススキのこと、ススキとオギの見分け方、ススキが古来からよく利用されてきたことや、現在における有用性、将来性をお話ししました。さらに、ススキとオギの3倍体雑種のオギススキを紹介しました。オギススキは日本生まれですが、欧米でバイオマス植物として注目されるようになり、最近は日本でもジャイアントミスカンサス (巨大なススキ) と呼ばれています。新たな「オギススキ」の開発や実証栽培などについてもお話ししました。また、ススキとオギの種子、オギススキの標本、収穫物、粉砕物、ペレット等を展示しました。
参加者からは、「オギとヨシの違い」、「東北地域におけるオギススキの存在の可能性」、「オギススキの種子・苗の入手方法」、「ススキの発芽率」、「ススキのバイオマス量やエネルギー量 (木材と比較して) 」等について質問がありました。
参加者へのアンケートでは、「ススキへの理解が深まった」、「雑草と思っていたススキの素晴らしさ、有用性が分かった」、「ススキの将来性に期待している」、「講義、資料とも簡潔で大変分かりやすかった」等の意見をいただきました。どうもありがとうございます。
なお、今回の市民講座には31名が参加しました。
講演のようす
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講演のようす
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