日時 | 平成30年11月10日 (土曜日) 9時30分~11時00分 |
場所 | 農研機構東北農業研究センター 北辰興農閣 研修室 |
話し手 | 農研機構東北農業研究センター 畑作園芸研究領域 畑作物育種グループ 主席研究員 中村 俊樹 |
ファシリテーター | 農研機構東北農業研究センター 産学連携室 室長 渡辺 満 |
主催 | 農研機構東北農業研究センター |
内容
今回は「岩手から世界初の新しい小麦が ! 」というテーマで、東北農研による新しい小麦の開発 (育種) について、次のような話をしてもらいました。
- コムギの起源とその伝播
- 品種の改良・開発 (育種)
- DNAマーカー育種
- でん粉の改良による新しいコムギ開発
- パンの柔らかさが長持ちするコムギの開発
参加者からは、「新しい品種を普及するのに種子法とかTPPとかの影響はあるのか」、「DNAの一部が欠損した場合にそこに新たに埋め込められるのか」、「人工交配育種とDNAマーカー選別育種では、経費はどちらが安いのか、また期間はどちらが短いのか」、「最終的には輸入した小麦に取って変わるのか等、多くの質問をいただきました。
参加者へのアンケートでは、「小麦の新しいタイプの品種を生み出す苦労が理解できた」、「アミロースとアミノペクチンの有効性が解った」、「分かりやすい解説で小麦の性質が解った」、「品種改良のことが身近になった」、「甘いコムギ、硬くなりにくいコムギが楽しみです」、「スライドが以前より素人向けに作られてとても分かりやすかった」等の感想をいただきました。
なお、今回の市民講座には21名の参加がありました。
講演のようす
|
講演のようす
|