日時2024年10月5日(土曜日) 10時00分 ~ 11時00分
場所農研機構東北農業研究センター 北辰興農閣 研修室
話し手農研機構東北農業研究センター 緩傾斜畑作研究領域岡崎 和之
主催農研機構東北農業研究センター
場所農研機構東北農業研究センター 北辰興農閣 研修室
話し手農研機構東北農業研究センター 緩傾斜畑作研究領域
主催農研機構東北農業研究センター
内容
今回は「微生物をみる ~砂糖の原料作物「テンサイ」の共生細菌のおはなし~」というテーマで、次の内容を解説しました。
- テンサイとは何か(作物としての重要性、栽培方法と課題)
- 共生細菌叢をみることの重要性とその方法
- テンサイでの共生細菌叢の解析結果
参加者からは、「共生細菌は季節により変動するということだが、それは土壌そのものが季節によって変化するのかテンサイ自身が菌を根に引き寄せるのか。」、「テンサイ種子のコーティングはどのような目的で何をコーティングしているのか。」、「細菌の培養法での細菌を単離するとはどのようなことか。」、「根っこの表面をぬぐって菌を取るのか。」「今回はテンサイの共生細菌だが、それを他の作物に利用すること、逆に他作物の共生細菌のテンサイへの利用は出来るか。」「テンサイはなぜ北海道でしか栽培されないのか。」などの質問がありました。
参加者へのアンケートでは、「研究者からの直接のお話はいつもとても面白い。時間不足です。深掘りした続編を望みます。」「例を挙げて説明くださり、実験方法のメリット、デメリットも分かりやすかったです」、「内容がオミックス的で分かりやすく新たな視点を生み出すヒントもらったような気がします。」「共生細菌があるので作物の生育が促される?新しい目線、納得です。」「専門用語の解説があると助かります。栽培コストを下げるという視点は大変面白い。広がりを祈念いたします。」「専門用語が多く難解な部分もあり、もう少しかみくだいても良かった。」、「市民講座としては内容が専門的すぎる。」などの意見が寄せられました。
なお、今回の市民講座には18名の参加がありました。
当日の様子

