日時2025年7月5日(土曜日) 10時00分 ~ 11時00分
場所農研機構東北農業研究センター 北辰興農閣 研修室
話し手農研機構東北農業研究センター 水田輪作研究領域 グループ長補佐井上 聡
主催農研機構東北農業研究センター
場所農研機構東北農業研究センター 北辰興農閣 研修室
話し手農研機構東北農業研究センター 水田輪作研究領域 グループ長補佐
主催農研機構東北農業研究センター
内容
今回は「気象データを用いた様々な作物の栽培支援」というテーマで、次の内容を解説しました。
- 水稲:乾田直播の発育モデルの開発(全国)
- 牧草:播種晩限計算プログラムの開発(北海道)
- 薬用植物 トウキ:収穫適期推定プログラムの開発(全国)
- リンゴ「ふじ」:気候変動による栽培適地マップの作製(北海道)
参加者からは、「青森や岩手ではリンゴの栽培が難しくなり作物が採れづらくなるのか?」「30度以上の高温が続く気候が大豆や主力品種ひとめぼれに与える影響は?」「東北でも高温に強い品種は研究されているか?」「このモデルは気象データだけを用いて作成したマッピングか? 地域により土壌環境、地質、水の成分、ミネラル含有量の違いもあるのでデータに含めた方がいいのでは?」などの質問や意見が寄せられました。
参加者へのアンケートでは、「スマート農業の具体的な内容やそれを実施するために、研究にたくさんの時間がかかっていることもわかった。」「研究の目的をあらかじめ示すと良い。」「研究成果についてコンパクトな説明で概要を知ることができた。」「果樹の栽培には天候が着果に大きく左右するので、安定した着果の方法についても情報を得たかった。」「水稲について興味深かった。」「勘に頼る方法での収穫量大幅減から、計算式を用いた最大限の収量増は大変喜ばしい。」「生育と温暖化の図でイメージが具体的になった。」「科学的データを積み上げた研究により、農業が豊かな産業になることを期待する。」「温暖化(積算温度)、収穫時期の変化など参考になった。」「具体的なデータ画像により、気象データの作物栽培支援について分かりやすい解説だった。話のテンポも良かった。」「岩手県の気象データを基にした栽培との関係を聞きたかった。」などの意見が寄せられました。
なお、今回の市民講座には33名の参加がありました。
当日の様子

