ソフトバンク

展示タイトル

農業AIブレーンe-kakashi(イーカカシ)
~植物科学の知見を積んだAI(人工知能)が栽培の判断を支援します~

出展者

ソフトバンク株式会社

展示の説明

e-kakashiはほ場の環境データを集約、可視化するだけでなく、植物科学との融合によりちょっと先の未来を予測します。
植物科学に基づいた分析による「品質、収穫量の向上」、電子栽培ごよみの作成による「地域独自の栽培技術の継承、後継者育成」、アラートによる「収穫、病害虫防除の最適化」などにより、儲かる農業を支援します。
e-kakashiは、太陽光パネルとニッケル水素電池を備えており、コンセントに繋がなくても稼働する独立駆動を実現。さらにSIMも内蔵しているので携帯電話の回線に直結。電源や独自でネットワークを用意する手間から解放され、露地や施設、水田など場所を問わず設置ができます。
対応するセンサーは全6種類。温度、相対湿度、日射強度、土壌温度/体積含水率/EC、CO2濃度、水温などが計測可能です。センサーは目的に合わせて選べ、最大4つまで接続できます。
初心者でも10分程度で簡単に設置が可能。育苗や定植など生育ステージに伴う設置場所の移動も楽々です。
スマホアプリでは、環境データを瞬間値だけでなく、日平均や積算気温、積算日射量、飽差など自動計算によりほ場の変化をアラートで受け取れます。収穫適期予測で、資材や人員の配備を計画的に行え、収穫タイミングの最適化に役立ちます。病害虫アラートにより、防除タイミングを逃すことなく、リスク回避につなげることができます。
また、予めどの作業をいつ実施するか、予定日をほ場ごとにスケジュールでき、行っていない作業も一覧で確認可能なため、作業漏れや重複を防ぐこともできます。さらに、茎数や葉数をはじめとする生育記録も入力可能でWebアプリと連携することでこれら作業・生育記録と環境データを紐づけた分析など、より高度な栽培管理をアシストします。
Webアプリでは、栽培のポイントを生育ステージごとにまとめた「電子栽培ごよみ」の作成・管理が可能です。ほかの人との共有や自分なりのしきい値も設定できるので、地域やブランド固有の栽培ごよみを作ったり、匠の技を伝承したり、地域で共有することで地域全体の栽培技術向上を図ったりとニーズに合わせて活用できます。
また指導者、経営者、研究者向けに農業版BI ツールも提供。複数のほ場で収集した環境データや、作業記録を一元管理できるほか、データの集計やグラフ化、病害虫予測や生育シミュレーションなどの機能を提供しています。分析対象の選択だけで簡単に生育差の原因分析や収穫適期の算出も可能なため、栽培技術の向上にもつなげられます。
また、SDGsに関する取り組みとして環境データから芝草や森林の二酸化炭素吸収量をリアルタイムで推定するシステムなど、一次産業以外の研究でも評価をいただいています。
農業IoTソリューションとして、生産者・地域の『儲かる』農業だけでなく、環境にやさしい農業・社会の実現も目指します。

お問合せは以下URLより
https://www.e-kakashi.com/contact/app_consul