プレスリリース
メチル化カテキンを含む茶葉「べにふうき」を原料とした緑茶容器詰め飲料として製品化

情報公開日:2004年12月27日 (月曜日)

独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構 野菜茶業研究所
アサヒ飲料株式会社

要約

野菜茶業研究所(所長:石内傳治)及びアサヒ飲料株式会社(本社:東京、社長:荻田 伍)は、メチル化カテキンを含む「べにふうき」の茶葉を原料とした緑茶の製品化を目指して共同で研究開発してまいりましたが、この度、容器詰め飲料として、アサヒ飲料株式会社から販売することになりました。

「べにふうき」は、野菜茶業研究所<当時 農林水産省野菜・茶業試験場>にて育成され、1993年に命名登録された品種です。「べにふうき」は、もともと紅茶用として開発されているため渋味が強いという特長を持っています。

野菜茶業研究所及びアサヒ飲料株式会社では静岡県立大学薬学部、名古屋女子大学家政学部、九州大学大学院農学研究院、東京海洋大学保健管理センター、森永製菓(株)と共同で「生物系産業創出のための異分野融合研究支援事業」(生物系特定産業技術研究支援センター)によるコンソーシアムを形成し、「茶の抗アレルギー作用を利用した食品の開発」を進めており、「べにふうき」の茶葉に含まれるメチル化カテキンの基礎研究を始め、「べにふうき」を使った製品開発研究にも取り組んでいます。

今回は本格販売を前提としたインターネット限定のテスト販売で、2005年1月19日(水曜日)よりアサヒビールグループのアサヒインターネットサービスが運営している「アサヒショップ」にて販売いたします。