プレスリリース
着果管理の省略ができる単為結果性ナスの育成

情報公開日:2004年10月 4日 (月曜日)

要約

野菜茶業研究所では、着果ホルモン処理や交配バチを必要としない省力栽培が可能な単為結果性ナスを育成しています。

ナス生産の省力・安定化のため、低温寡日照期でも着果のためのホルモン剤散布など着果管理が省略できる品種の育成を高知県農技センター、福岡県農総試、山形県砂丘地農試、愛知県農総試、新潟県農総研、大阪府食とみどり総技センター、埼玉県農総研センターと協力分担して実施しています。

前年度までに、単為結果性固定系統11系統から選抜を重ねF6世代の36系統は単為結果性に係わる遺伝子がほぼ固定されています。また、果実形質に優れる単為結果性試交3系統に'ナス安濃交4号・5号・6号'の系統名をつけて、現在、特性検定試験および系統適応性検定試験を行っています。