ぽろたん」は農研機構 果樹研究所が開発した画期的な栗品種です。今年あたりから、スーパーの店頭にも出回り始め、新聞やテレビでも紹介され、話題になっています。
※NHK総合「あさイチ」(平成23年10月26日(水)8時15分~9時54分放映)で「ぽろたん」が紹介されました。
「ぽろたん」は、早生のニホングリで、果実の大きさは30g程度と大きく、果肉の黄色味が強く、肉質は粉質で優れ、甘味や香気も多く食味も優れます。
こうした品質の良さもさることながら、「ぽろたん」の最大の特長は、チュウゴクグリの「天津甘栗」のように、加熱すると渋皮が簡単にむける点にあります。つまり、渋皮むきの手間を大幅に減らして、ニホングリの特徴である果実の大きさと風味を生かした料理や加工品が出来る栗なのです。
現在、熊本県や岐阜県を中心に生産が拡大し、産地からの出荷も始まっていますが、まだまだ品薄状態です。年々、供給量は増加すると見込まれますので、遠からず、多くの皆様に「ぽろたん」を味わっていただける日が来ることと期待しております。