お茶には色々な品種がありますが、花粉症などのアレルギーに効果があるとされるメチル化カテキンを豊富に含む「べにふうき」という茶品種を用いたお茶や各種製品(飲料、健康食品、入浴剤、保湿クリームなど)をよく見かけます。
べにふうき」緑茶を用いた各種製品
共同研究ロゴマーク
「べにふうき」は我が国で初めての紅茶、半発酵茶用の品種として平成5年に農林水産省 野菜・茶業試験場(現:(独)農研機構 野菜茶業研究所)が命名登録(農林登録)し、平成7年に品種登録(種苗登録)されました。
「べにふうき」に多く含有されているメチル化カテキンが花粉症、アトピー性皮膚炎などのアレルギーに対する予防作用を有していることが明らかにされたのは平成13年のことです。メチル化カテキンは紅茶にすると消失してしまうため、緑茶として利用した飲食品の開発が開始され、野菜茶業研究所と企業との共同研究により各種の製品開発が行われました。野菜茶業研究所との共同研究により商品化された製品には共同研究ロゴマークが付いています。
「べにふうき」緑茶やそれを利用した各種製品はすでに市場に出回っていますが、ショウガエキスの添加により「べにふうき」緑茶の抗アレルギー作用が増強されることが明らかになり、ショウガエキスを添加した製品も開発されています。