「旬」の話題

食のブランド・ニッポン2013

農研機構は平成25年11月27日(水曜日)、東京台場で「食のブランド・ニッポン2013」を開催いたします。テーマは「攻めの農林水産業を支える新品種・技術」。私たちの新品種や技術を皆様にお知らせし、農業の6次産業化や輸出促進などの新たなビジネスにつなげて頂くことを目的としています。

第I部の講演会・セミナーでは、農業ジャーナリストの青山浩子氏による基調講演、研究者による新食材などの紹介セミナーを行います。第II部の交流会では、新食材を使ったホテル日航東京のシェフによる創作料理をブッフェ方式でご賞味いただきます。関連する事業者の皆様の御参加をお待ちしております。

「食のブランド・ニッポン2013」の参加申込は定員に達しましたので、受付を終了しました。(平成25年11月20日)

本イベントでは30品目以上の新品種・新食材をご賞味いただけます。以下に、その一部をご紹介します。

巨大胚米「はいごころ」

はいごころとヒノヒカリ「はいごころ」は胚芽が大きく、GABAを一般的な品種の約3倍含むお米です。粘りが強く食味も優れます。玄米を水に浸けると、高血圧を抑制するなどの効果をもつとされるγ-アミノ酪酸(GABA:ギャバ)が胚芽に生成されます。「はいごころ」は一般的な品種と比較して、約3倍の大きさの胚芽をもつため,ギャバも3倍近く生成されるのです。胚芽米や発芽玄米のほか、玄米粉としても利用できます。

 

さつまいも「こなみずき」

こなみずきと一般品種「こなみずき」は、ぷるぷるとした食感で、時間がたってもかたくなりにくいゲルが作れる、特長あるでん粉を含んだでん粉原料用サツマイモ品種です。鹿児島県で生産、加工、実需業者によりコンソーシアムが組織され、栽培とでん粉生産、各種加工品(菓子、麺類、練り製品等)の開発が進められています。

 

ダッタンソバ「満天きらり」

ダッタンソバ「満天きらり」は、苦味が弱く良食味で、麺や菓子に加工した時も、ルチンが多く残る新品種です。ルチンは抗酸化能や脂質代謝改善効果を有するとされるポリフェノールの一種です。ソバ・パスタ等の麺類に加え、菓子などの材料としても適します。