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スウェーデンとの国際交流

10月5日にはるか遠く北欧からのご来訪を受けました。
スウェーデン農業科学大学のGöran Thor教授率いる17名の方々です。
当日は食と農の科学館の塚本ガイドが農研機構の概要を説明した後、農研機構中央農業総合研究センター病害虫研究領域 下田主任研究員が「天敵利用による害虫防除技術の開発研究」についてレクチャーを行い質疑を行いました。
次に、Lena Gustafsson教授からスウェーデン農業科学大学の概要を説明いただき、通常行わない新しい試みとしてスウェーデンの学生さん5人のレクチャーも受けました。レクチャーは「多年生作物の効果的な資源利用」「農業景観における生物多様性の保全」等その内容は多岐にわたりました。レクチャー後は中央農業総合研究センター 後藤病害虫研究領域長の司会により、農業環境技術研究所の研究者等も加えたと活発なフリーディスカッションも行いました。会議以外では食と農の科学館の見学、作物見本園の見学および隣接する国立研究開発法人農業環境技術研究所のイベントリー展示館の見学を行っていただき、全体に好評を得ました。農研機構は国際的な相互理解を深めるために、今後もこのような教育的な交流についても積極的に取り組んでまいります。

下田主任研究員のレクチャー

作物見本園の植物に見入るスウェーデンの学生達

関連するパネルを解説する中央農業総合研究センター
病害虫研究領域 守屋専門員(中央)

農研機構の食品総合研究所と野菜茶業研究所が開発した、機能性が高い日本茶の給茶機リッチプラス(「食と農の科学館内」に常時設置・試飲可)を紹介する農研機構 塩谷理事