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ささやかな地域貢献

つくば市にあります農研機構 食と農の科学館は、日本の農業と食に関連した新しい研究成果や技術を説明したパネルや模型などを展示している施設です。昨年の4月におかげさまで開館20周年を迎えました。年間約2万人のお客様が来館されます。

1月28日(木曜日)には、茨城県常総市の大生小学校の5年生21名がご来館されました。

大生小学校は、昨年9月10日に茨城県常総市で発生した鬼怒川氾濫で、被害に遭われた学校です。4ヶ月の歳月を経て、自校で授業が再開できるまでになったと伺いましたが、昨春に学校で田植えを体験した5年生は、残念ながら水害でその稲の収穫をすることができなかったそうです。

そこで今回「お米について色々なことを知りたかった」という被災された児童のみなさまのご要望に答える形で食と農の科学館にご来館いただくこととなりました。

農研機構としては、お世話になっている、また被災して困られている地域の方のお役に少しでも立てればと思い、広報担当が研究者と相談し、児童の皆様に少しでも喜んでもらえる特別なプログラムを組みました。以下はその紹介です。

 

地域の稲作やお米などについての基礎知識について◯×クイズを企画しました。

6問全問正解者には表彰を行いました。
大変盛り上がりながら勉強していただいたと思います。

顕微鏡で米を食べる虫の観察をしました。

ガイドが熱心に説明を行いました。

館内のガイドも行いました。

真剣に、そして楽しく学習してくれました。

 

短時間でしたが今回学んだお米の事、稲作の大変さ、農業の大切さなどを忘れないでいてくれれば嬉しいです。

食と農の科学館は、団体にて来館されるお客様が多く、ご予約いただければ案内ガイド付きで見学をできますし、事前にご要望をいただければ、できる範囲で対応させていただきます。

農研機構は今後とも、地域の皆様のご期待に応える活動にも力を入れていきます。