九州沖縄経済圏SFCプロジェクト

輸送中のかんしょ腐敗問題の対応

1. 背景・課題

日本産のかんしょは食味、品質において海外でも高い評価を受けており、特に東南アジアに向けて輸出はこの数年で急増しています。一方、海上輸送におけるかんしょの腐敗が多発しており、かんしょの輸出事業者や生産法人等にとって大きな損失となっています。かんしょの出荷から輸送過程における腐敗要因については不明な点が多いのが実情であり、日本産かんしょの輸出安定化を図るためには現状の問題点を整理し、有効な腐敗防止方策を確立することが急務です。

2. 目標・事業化に向けた取組、技術によって想定されるビジネスモデル

本課題では、輸送中の腐敗の実態を追跡調査し、その要因を明らかにします。また、貯蔵試験を実施してかんしょの腐敗防止技術を確立し、減耗率5%以下達成を目指します。更に、実流通を想定した実証試験により腐敗防止技術の有効性を実証し、輸出事業者、生産法人に提案することにより日本産かんしょ輸出事業の安定化に寄与することを目標とします。

3. プロジェクトに参画する関係者

農研機構、輸出事業者、農業生産法人

4. プロジェクトに関する写真

輸送中のかんしょに発生した腐敗
現地におけるかんしょの
温度履歴調査の様子

5. 関連する標準作業手順書(SOP)

現在、新たな標準作業手順書を作成中です。しばらくお待ちください。