(株)奥山農園(山形県河北町)

実証テーマ: 強靭な地域農業 | 実証品目: 水稲 | 実証面積: 30ha

実証課題名
通年対応型のスマート水管理による農村地域の減災・生物多様性保全機能向上の実証
構成員
農研機構農村工学研究部門、(株)奥山農園、寒河江川土地改良区、河北町、(株)クボタ、THK(株)、国立大学法人新潟大学、鳥羽商船高等専門学校、国立大学法人山形大学、農研機構畜産研究部門

背景・課題

令和2年7月豪雨では河北町内の農地が浸水被害にあった。そこで水田や用排水路のゲート自動化で豪雨時の見回りに伴う事故をなくし,営農面のメリットや生物多様性保全機能も向上させる通年型のスマート水管理システムを構築する。

本実証プロジェクトにかける想い

水田農業の営みは農村地域社会と共生しており、本プロジェクトで実証する水田および用排水システムの自動制御技術の導入により、水田の多面的機能の一つである地域防災機能の発揮に貢献したい。​
冬期湛水の取り組みにおける鳥類飛来数の見える化や水田の生物多様性の回復は地域の話題にもなる。地域で行っている多面的機能直接支払の取組にも活かしていきたい。
​ またあわせて、スマート水管理システム導入による水管理作業の労力削減効果や、ゲートの遠隔操作による見回り時の事故削減にも大いに期待している。​

目標

  • 用排水ゲートの自動化により,豪雨時の見回りを減少させ、事故発生数を限りなくゼロに。
  • スマート水管理システムの導入ほ場における水管理にかかる労力が最大50%削減。

実証する技術体系の概要

問い合わせ先

実証代表

嶺田拓也(農研機構農村工学研究部門)

視察等の受入について
嶺田拓也( )