(有)王隠堂農園ほか(奈良県五條市ほか)

実証テーマ:新サービス | 実証品目:ウメ、柿、ミカン | 実証面積: 23.29ha

実証課題名
中山間地域の高齢化・離農に対するスマートシェアリング産地支援スキームの構築実証
構成員
(株)パンドラファームグループ、農業生産法人(有)王隠堂農園、(有)御浜天地農場、今西清次、仁司与士久、吉田公司、岡本好司、井関角宜、菊本佳孝、山崎裕康、妙瀬田宏、内芝和也、(株)日本総合研究所、ベジタリア(株)

背景・課題

急勾配の農地が多い中山間地域の果樹農家では高齢化が進み、継続的に農業を維持いていく為には、作業時間の削減と作業負担の軽減が不可欠である。そのような背景の下、スマート農機への期待は大きいが、一戸当たりの経営面積が小さく高額な機械の導入は難しいのが実態である。

本実証プロジェクトにかける想い

私たち中山間地域の果樹農家が、次の世代、次の次の世代へと果実の生産体制をつなげていくには、過酷な労働環境を改善し、若手を育てなければならない。スマート農業技術による作業時間の削減と作業負担の軽減への期待は非常に大きいが、個々の農家で導入した場合の導入コストの負担は大きい。
本実証プログラムでは、地域の中核農業者であり実需者である(株)パンドラファームグループが地域の農家と共にスマート農機のシェアリングを行い、稼働率を上げ導入コストを削減して普及につなぐ実証実験を行う。また、スマート農機の専属オペレーターの育成を行い、労働力不足の解消を実証する。これにより、現実的で新しい「スマート農業シェアリングサービス」を確立し、中山間地域の果樹農家を明るい未来に導く!

目標

  • リモコン式草刈機の導入により、労働時間の20%以上の削減と安全性を確保。
  • 追従型自走運搬車の導入により、労働時間10%の削減と労働負担を軽減。
  • シェアリングを効率よく行うため、栽培管理システムの開発とスキームを検証。

実証する技術体系の概要

問い合わせ先

実証代表

(株)パンドラファームグループ 電話番号:0736-66-9966
mail:

視察等の受入について
同上