(株)つじ農園(三重県津市)

実証テーマ:新サービス | 実証品目:麦、水稲 | 実証面積: 150ha

実証課題名
ドローンを使った農作業のシェアリング体系の実証
構成員
(株)つじ農園、東海スカイテック(株)、ドローン・ジャパン(株)、三重北部ドローンシェアリング部会、三重県津地域農業改良普及センター

背景・課題

  • 担い手への農地集積が進む一方で、熟練者の減少と労働力不足により、適期の作業を逃してしまうことがあり、期待される収量・品質が得られていない。
  • 当地は栽培面積30ha以下の中小規模の生産者が多く、高額なドローンを購入しても稼働面積が小さく、費用対効果が低いことが技術導入の妨げとなっている。

本実証プロジェクトにかける想い

私たちが活動している三重県津市大里地区は、平安時代に作られた古書「和名類聚抄」に記録があるとして、「千年村」の認証を受けています。1000年以上前から、この地でお米を作り続けてきました。しかし、農家の高齢化と離農、担い手への作業負担の増大は避けられません。「これから先1000年も、ここで安定してお米を作りたい」その一心で、最新技術を導入して農業経営を効率化するために、より広い地域から仲間が集まりました。ドローンにかかる「機体」と「オペレーター」を仲間でシェアし、ともに生産能力を高めることは、今後1000年を見据えた私たちの生き残り戦略です。

目標

  • 散布用ドローンのシェアリングにより、導入コストを35%削減
  • リモートセンシング用ドローンのシェアリングにより、導入コストを65%削減
  • 労働時間を10%削減
  • 適期の防除作業により、カメムシ被害による着色米割合を11%→6%に低減

実証する技術体系の概要

問い合わせ先

実証代表

株式会社つじ農園 辻 武史
e-mail:

視察等の受入について
辻 武史 059-202-2205、