JA阿蘇いちご部会委託部(熊本県阿蘇市ほか)

実証テーマ: 輸出 | 実証品目: いちご | 実証面積: 37a

実証課題名
日本産イチゴの輸出拡大を強力に後押しするスマート高品質生産・出荷体系の構築
構成員
農研機構九州沖縄農業研究センター、JA阿蘇いちご部会委託部、農研機構食品研究部門、九州大学大学院農学研究院(環境農学部門、農業資源経済学部門)、長崎県立大学情報システム学部、秋田県立大学生物資源学部、宇都宮大学農学部附属農場、熊本県農業研究センター農産園芸研究所高原農業研究所、イオン九州(株)、日本通運(株)、(一社) GAP普及推進機構、キヤノンITソリューションズ(株)、大石産業(株)

背景・課題

  • イチゴ生産拡大と収益力向上を図るため、中・大規模栽培での環境制御技術を導入した高設栽培と共同選果施設を活用した高収益生産システムの構築が必要である。
  • 海外に新たな市場を開拓し需要拡大と収益力拡大を図り、2025年度には輸出額86億円に増加させる目標達成のため、輸出需要に対応した低コストな生産・流通システムの構築が切望されている。

本実証プロジェクトにかける想い

我々の課題ではJA阿蘇いちご部会の協力を得て、スマート農業実証事業「阿蘇イチゴ」での実績を踏まえ、更なる効率化を進めたスマート生産技術の導入と新たに海外に新たな市場を開拓し需要拡大と収益性の拡大を図り、2025年度には輸出額86億円に増加させる輸出拡大目標達成に必要となる輸出需要に対応した中・大規模栽培におけるスマート農業技術を生産、出荷調製、流通に活用し、シームレスな技術体系を構築し、その導入効果を評価検証するための基盤データを提供します。

目標

  • 栽培時の25%省エネ、着色向上による商品性向上。
  • 生育特徴量計測精度90%以上、収量予測精度85%以上の達成、各種情報の見える化、遠隔指導技術。
  • 非破壊品質評価と選別ロボットの活用で、品質未達果実80%除去、パック詰め作業効率30%向上。
  • 高鮮度輸送技術により、着荷時の減損率を20%軽減、品質保持期間を4日程度延長。

実証する技術体系の概要

問い合わせ先

実証代表

農研機構九州沖縄農業研究センター

視察等の受入について
農研機構九州沖縄農業研究センター研究推進部研究推進室・Tel.096-242-7635