(有)大崎農園 (鹿児島県大崎町)露5H3
実証品目:だいこん
実証課題名
だいこんの大規模生産における生産工程管理のデジタル化による生産性向上と、余力を活用した有機栽培を目指した化学肥料・農薬使用量削減の実証
経営概要
95ha(だいこん)うち実証面積:70ha
導入技術
①営農支援ツール「 アグリノート」 ②経営管理クラウド「 RightARM」
目標
- 化学肥料使用量25%削減。
- 化学農薬使用量15%削減。
- 作業時間10%削減。
- 無化学肥料・無農薬栽培の実証による有機栽培の可能性検証。
目標に対する達成状況
- 移動・報告・確認・入力・集計・計画といった活動に関わる作業時間をデジタル化(データの蓄積と活用)することで、年間839時間(全作業時間の3.3%)削減。
- 削減した作業時間の余力は、計画していた堆肥施用・緑肥栽培を可能な限り行ったことを確認した上で、草取りに投入。その結果、害虫発生抑止につながり化学農薬の使用量を25.5%削減。一方で、化学肥料使用量は、0.5%削減。
- 無化学肥料・無農薬栽培の実証では、病害虫の発生により、加工用での収穫となったが、スマート農業技術導入による化学肥料・農薬の削減に加えて、栽培時期や立地、使用可能な農薬や肥料の使用などの条件を満たせば栽培は可能であること がわかった。
導入技術の効果
事業終了後の普及のための取組
- 本実証の実証成果や労働時間削減効果を事例集としてパンフレットや資料にまとめ、普及しやすい形を作る。
- 各種講演や研修会等の機会を作り、本実証成果の紹介や、作成したパンフレットの配布などを行う。
問い合わせ先
テラスマイル株式会社
E-mail:
関連リンク
キーワード
営農管理システム、経営(経理)管理システム、栽培管理システム、ダイコン、だいこん、大根、野菜(根菜類)