露5C2:中村農園、石井農園、須藤農園 (群馬県長野原町、埼玉県美里町、茨城県結城市)

実証品目: キャベツ | 実証面積: 7.5ha

実証課題名
需要家起点の農業支援サービスによる、加工業務用野菜のフード・バリューチェーン横断型の持続的生産体系の実証
構成員
(株)日本能率協会コンサルティング、中村農園(耕人会グループ)、石井農園(埼玉農場)(耕人会グループ)、須藤農園、デリカフーズ(株)、(株)メディカル青果物研究所、BASFジャパン(株)

背景・課題

  • 関東近郊の業務加工用キャベツにおいては、圃場条件、出荷条件等の課題から、 規模拡大及び低コスト化のための機械化及びスマート技術の普及が進んでいない。
  • 地力や生育状況のデータを収集・分析するために逐一ドローンを飛ばすことには、 小規模分散型の圃場では、労働生産面で限界がある。

キャベツ畑の風景

本実証プロジェクトにかける想い

業務加工用野菜の大口需要家を起点として、 キャベツ産地リレーを構成する契約生産者を対象に、シェアリング等農業支援サービスを提供し、サービス利用側( 生産者)・サービス提供側( 需要家) の両方がWin-Win となるサービスのモデルを確立することにより、機械化やスマート技術の導入・普及による生産基盤の安定化を狙いとする実証を行います。
併せて、衛星画像データを露地野菜に活用する際の適応精度・利用 方法等の技術化を狙いとする実証を行います。

目標

(慣行区対実証区)
  • 地力マップ+ 可変施肥機の導入により化学肥料使用量10% 削減
  • キャベツ収穫機導入により 10a 当たり収穫作業時間20% 削減
  • 10a 当たりのキャベツ利益:16% 増加( 総コスト:4% 削減)
  • 農業支援サービスモデルの確立

実証する技術体系の概要

問い合わせ先

実証代表
・進行管理役
(株)日本能率協会コンサルティング 金子恭久・柳沼草介
視察等の受入について
(金子)
(柳沼)