施5E1:JA西三河いちご部会生産者ほか(愛知県西尾市)

実証品目: いちご | 実証面積: 0.56ha

実証課題名
JA西三河いちご部会における生産から販売のデータ駆動一貫体系の実証
構成員
愛知県、JA西三河、JA西三河いちご部会生産者、ホルトプラン(同)、農研機構農村工学研究部門、農研機構農業機械研究部門、物質・材料研究機構、ヤンマーグリーンシステム(株)、 PLANT DATA(株)、明治大学、NPO法人東海地域生物系先端技術研究会

背景・課題

  • 資材高騰など収益性の低下によりいちご部会員が減少してきたが、いちごスクールを開設し、新規就農者を受入れたことで会員数は下げ止まっている。しかし人材の定着には、資材高騰対策と収量の向上、選果機による雇用労力の削減と出荷量予測による有利販売など、経営安定のための課題がある。


西尾地区の栽培風景

本実証プロジェクトにかける想い

地域ではキュウリから始まったスマート農業の取組が、いちご生産者へも波及しデータ駆動型農業の実践への意識が高まっています。また、JA ではいちごスクールの設置やパッキングセンターの構想などで、産地の維持拡大に力を入れています。
 本実証では、高騰する生産資材に対する局所環境制御や最新のヒートポンプの活用での積極的な管理による収量の拡大、さらに、労働力面で課題となるパック詰め作業について経験の浅い者でも効率的に作業を可能にする選果機や、有利販売に向けた出荷量予測モデルの活用戦略の設定と、生産から販売までデータ駆動型の一貫した取組により当産地への新たな人材の流入と定着を目指します。

目標

  • 局所環境制御と高効率なヒートポンプによる燃油使用量25%削減。
  • 選果機等により、いちごのパック詰め作業の労働時間を20%削減。
  • 経営収益の5%改善

実証する技術体系の概要

問い合わせ先

実証代表

愛知県 農業総合試験場 普及戦略部技術推進室

視察等の受入について

愛知県 西三河農林水産事務所 農業改良普及課 西尾駐在室
電話: 0563-57-4154  e-mail: