

土5G4:(株)JA里浦ファーム(徳島県鳴門市)
実証品目: さつまいも | 実証面積: 3.2ha
実証課題名
栽培条件分析に基づくスマート農業技術による生産性の高い砂地畑農業体系の実証
構成員
徳島県立農林水産総合技術支援センター、(株)JA里浦ファーム、JA里浦、JA全農とくしま、(株)日本農業サポート研究所
背景・課題
- 徳島県のさつまいも栽培は、作業の多くが機械化されているものの、ほ場への移植は手作業で生産者の負担が大きく、また収穫後貯蔵中に腐敗するイモの発生が多いなど課題がある。併せて、化学肥料の高騰や新たな病害虫の被害増加も懸念されることから、対策が急務となっている。

本実証プロジェクトにかける想い
徳島県鳴門市里浦地域は古くから砂地畑園芸に取り組み、砂地畑の特徴である排水性の良さを活かして高品質なさつまいも・だいこんが生産されている。
本県の砂地畑で生産されるさつまいも「なると金時」は地域団体商標を取得し、里浦地域ではブランド化をより進めたさつまいも「里むすめ」の海外輸出もなされており好評である。
この産地を舞台にスマート農業技術を導入し、化学肥料の節減、病害虫の検知、作業の省力化による労働時間削減、貯蔵時の腐敗率低減等により、収益向上を目指す。
また、持続可能な砂地畑園芸の経営モデルの実証を行い、県内砂地畑産地全体へ波及させ、砂地畑スマート農業の実装に取り組む。
目標
- さつまいも移植機の導入による移植作業時間の20% 以上削減。
- ドローンを活用したセンシング等による化学肥料10% 低減、化学農薬20%削減。
- 出荷量増による収支の5%向上。
実証する技術体系の概要

問い合わせ先
実証代表
徳島県立 農林水産総合技術支援センター 高度技術支援課
視察等の受入について
JA里浦 電話:088-685-2111