
露地野菜の分析結果
事例1. ダイコン 自動操舵トラクタ・自動収穫機による作業効率性の向上【pdf:733KB】
導入技術:自動操舵トラクタ、自動収穫機、ドローン(マルチローター)、アシストスーツ、営農支援システム
自動操舵トラクタにより、熟練者でなくとも肥料等を均一に散布でき、ダイコンの生育が揃い、自動収穫機による一斉収穫の結果、単収が24%増加。また、まっすぐに播種ができ、中耕除草作業が効率化し、自動収穫機による収穫作業時間も半減。全体作業時間を対慣行区に比べ28%削減。10a当たりの利益が慣行区の約3倍に増加。
事例2. キャベツ 営農管理システムによる経営者の管理業務軽減、自動収穫機等による作業時間削減【pdf:814KB】
導入技術:営農管理システム(AIマネジャー)、QRコードによる苗管理システム、自動操舵トラクタ、GPS連動施肥中耕機、キャベツ全自動収穫機
営農管理システムに、作業進捗確認機能や、作業時期を指示する「AIマネジャー」機能を搭載したことで、経営者の作業管理時間が削減。時間を営業活動に振り向け、販路開拓・単価向上を実現し、販売収入が38%増加。自動操舵トラクタや、全自動収穫機による作業の自動化により、総労働時間を40%削減。
事例3. ネギ スマート農業技術による大苗栽培【pdf:736KB】
導入技術:直進アシストトラクタ、ドローン生育診断、ラジコン式草刈り機、半自動根葉切り皮むき機
直進アシストトラクタで大苗を高精度で効率的に定植したことで、ある作型では単収が25%増加。大苗定植で生育初期から機械除草が可能となり、除草作業が軽減。また、半自動根葉切り皮むき機で調製時間も削減。全体の作業時間は17%削減。
事例4. レンコン サービス事業体への作業のアウトソーシング等による増収・増益【pdf:738KB】
導入技術:ドローン防除委託、水位センサー、直進アシストトラクタ、GPS車速連動肥料散布機、営農管理システム
ドローン防除作業のアウトソーシングや水位センサーの導入で管理作業を効率化。生育・病害の確認や早期の土壌消毒など、適期作業が可能。県全体では14%減収となる中、平年並みの単収を確保。単収を維持したことで販売収入は増加し、委託料や機械費を差し引いても利益が増加。