水田作の分析結果

水田作の分析(令和元年度水田作全体版)【pdf:1.5MB】
(全体版には水田作の個別事例を含みます)

事例1. 大規模水田作 家族経営【pdf:847KB】

導入技術:自動運転トラクタ、自動運転田植機、収量コンバイン、営農管理システム

自動運転トラクタ・田植機を活用し、代かきや田植作業(いずれも春作業)で18%省力化。収量コンバインのデータに基づき施肥設計を見直し、全体では施肥量を5%低減しつつ、単収増により収入を10%増大。

事例2. 大規模水田作 雇用型法人【pdf:850KB】

導入技術:収量コンバイン、営農管理システム

収量コンバインによる圃場別収量データと営農管理システムを活用し、圃場別に品種・作型配置を最適化することで、単収が10%以上増大。営農管理システムを有効活用して作業計画・人員配置を効率化し、省力化(7%減)を実現。

事例3. 中山間 集落営農法人【pdf:842KB】

導入技術:自動操舵トラクタ、直線キープ田植機、ドローン(防除等)、食味・収量コンバイン、シェアリング

小区画圃場中心の生産基盤や、高齢者・Uターン就農者等を中心とした人員体制でも、自動操舵農機やドローンを活用することにより、労働時間を27%削減。田植機、コンバインを隣接集落とシェアリングすることで、償却費を一部削減。

事例4. 大規模水田作 転作作物への技術導入【pdf:850KB】

導入技術:自動運転トラクタ+自動操舵システム、ドローン(防除)、自動水管理システム、自動運転コンバイン、車速連動ブロードキャスター

水稲及び大豆について、自動運転トラクタ、ドローン等の導入により、それぞれ労働時間を約2~3割削減。大豆では、スマート化により、実際に作付面積が22%拡大する中で、 適期作業を可能とし、単収も13%増加(実証前:173kg→実証後: 195kg)。枝豆についても、自動操舵システム等の導入により、10a当たりの労働時間を32%削減。

事例5. 大規模水田作 施設園芸との複合経営【pdf:821KB】

導入技術:自動運転トラクタ、直進アシスト田植機、水管理システム、ドローン(防除等)、自動運転アシストコンバイン、自動箱並べ機、自動操舵システム、可変施肥肥料散布機

水稲の播種・移植体系の見直し、防除・水管理の効率化により、水稲の総労働時間を28.8%削減。捻出した労働時間をトマトの管理作業に充て、適期作業の徹底により、収量・品質が向上し、トマト部門の収入が1.5倍に増加。