畑H06 アグリサポート南大東(株) (沖縄県南大東村)

実証課題名
さとうきびの生育情報に基づく精密栽培管理によるスマート農業体系の実証
構成員
琉球大学、農業生産法人アグリサポート南大東(株)、南大東村、(株)くみき、(株)ユニバーサルブレーンシステム、(株)エーディエス、NPO亜熱帯バイオマス利用研究センター

背景・課題

  • さとうきび農業の最先進機械化一貫体系を確立している南大東村は、人手不足と台風・干ばつ等の自然の猛威および水資源不足と苦闘しながらも、地域と人々の暮らしを「さとうきび」で維持している。
  • しかし、昨今の高齢化に伴う熟練オペレータ等の急減は危機的レベルに達し、さとうきび農業とシマの維持が困難になりつつある。この窮状を克服して安定生産するにはスマート農業の構築が緊急の課題である。

本実証プロジェクトにかける想い

さとうきびと農家の話をよーく聞いて、栽培管理や経営管理に活かす情報システムとGNSS自動操縦技術によって、次世代のさとうきび農業モデルとなるスマート農業技術を開発・実証します。
これによって南大東村を21世紀中・後半につなぐさとうきびの安定生産システムを確立したい!
南大東村以外の地域(沖縄県や鹿児島県)におけるスマート農業のけん引役として普及をサポートしたい!
さとうきびのスマート農業技術の開発・実証に関するプラットフォームとしての機能を果たしたい!
急速に変化する世界のさとうきび農業のトップランナーとして情報発信を続けていきたい!

目標

  • GNSSインフラの安定性・低コスト化の実証(南大東島全域でのGNSS自動操縦システム化)
  • 3作型(春植・夏植・株出)のGNSS自動操縦による高精度・超省力栽培体系の確立
  • 生育データ・生育環境データおよび経営情報の高度活用
  • 生育データ・生育環境データに基づく精密自動灌水による収量確保・品質向上

実証する技術体系の概要

問い合わせ先

実証代表

琉球大学農学部・川満芳信 E-mail:

http://www.ufsma.jp

視察等の受入について
実証代表者/ HP 受付(琉球大学での説明・相談・取材でも可能)