施H06 JA阿蘇いちご部会委託部(熊本県阿蘇市)

実証課題名
促成イチゴ栽培における圃場内環境および作物生育情報を活用した局所適時環境調節技術による省エネ多収安定生産と自動選別・パック詰めロボットを活用した調製作業の省力化による次世代型経営体系の検証
構成員
農研機構九州沖縄農業研究センター、九州大学大学院農学研究院環境農学部門、長崎県立大学情報システム学部、秋田県立大学生物資源学部、熊本県農業研究センター農産園芸研究所高原農業研究所、大分県産業科学技術センター、(公財)九州先端科学技術研究所、キヤノンITソリューションズ(株)、キヤノンマーケティングジャパン(株)、大石産業(株)

背景・課題

  • JA阿蘇イチゴ部会は、雇用労働力を有効活用した高収益中・大規模生産者により営農され、全量共同選果による有利販売の実現と生産者の負担軽減を進めた先進産地です。
  • 更なるイチゴ生産拡大と収益力向上を図るため、中・大規模栽培での環境制御技術を導入した高設栽培と共同選果施設を活用した高収益生産システムの構築が切望されています。

本実証プロジェクトにかける想い

私たちの課題は、イチゴの中・大規模栽培において、スマート生産技術と共同選果施設を活用した、生産から出荷までの多収省力型一貫体系を実証する画期的なものです。2年間の実証期間を通じてスマート農業の発展に貢献できるデータを提供します!

目標

  • 10%の増収と本ぽ管理作業の20%の省力化、20%の省エネ(省資源)化を実現。
  • ほ場内栽培環境、作物生育情報の収集技術の確立とスマホ等の活用による可視化アプリの提供。
  • 生育特徴量計測精度90%以上、収量予測精度80%以上の検出予測精度を達成。
  • 共同選果施設での自動選別ロボットの活用で、出荷調製コストを10%程度低減。

実証する技術体系の概要

問い合わせ先

実証代表

農研機構九州沖縄農業研究センター園芸研究領域
E-mail:

視察等の受入について
農研機構九州沖縄農業研究センター研究推進室
Tel:096-242-7530