中D02 (株)若狭の恵(福井県小浜市)

実証課題名
中山間地域におけるデータをフル活用した未来型大規模水田作モデルの実証
構成員
京都大学、小浜市産業部農林水産課、東京大学、福井県嶺南振興局、(株)ヰセキ北陸、ウォーターセル(株)、クボタアグリサービス(株)、(株)北陸近畿クボタ、静岡製機(株)、ハスクバーナ・ゼノア(株)、ヤンマーアグリジャパン(株)、小浜ヤンマー(株)、(株)若狭の恵

背景・課題

  • 中山間地域の不利なほ場条件と、日本海側特有の気象条件や地力の低さ等から平均収量が低い。
  • 熟練度が低く経験が浅い若手従業員が多く、作業に手間取り、適期に作業が行えていない。
  • 多様な商品の展開や独自のブランド米の開発に取り組み、付加価値の高い米を生産。
  • 異なるメーカーの農機をアグリノートに連携させ、経営栽培管理データを集約する。

本実証プロジェクトにかける想い

ロボット農機による作業の効率性と正確性の向上により、中山間地でありながら基盤整備されたほ場で、平坦地に劣らない省力性と高能率な作業を実現します。
米の増収・高品質化を目的とした土作りと基肥の最適化を行い、投入と産出の可視化を通じたPDCA により、農業者自らがデータに基づき、収量・品質の向上、作業の改善や新たな事業創造のアイデアに繋げることができる持続的な未来型のスマート農業経営の確立を目指します!

目標

  • 米の平均収量を現状の420kg/10a から地域(小浜市)の平均値499kg/10a(約2割)に向上。
  • ほ場間・ほ場内の食味スコアのバラツキ(標準偏差)を50%改善。
  • 米生産の作業時間について、8.32 時間/10a 以下(全国大規模層の平均から4割削減)を達成。

実証する技術体系の概要

問い合わせ先

実証代表

京都大学大学院 農学研究科 E-mail:

視察等の受入について

小浜市産業部農林水産課 E-mail: