品種詳細
オレンジカラタチ中間母本農1号
「トロビタ」オレンジの珠心カルス由来のプロトプラストとカラタチの葉肉プロトプラストを融合し得られた属間体細胞雑種。稔性のある花粉を形成し、種子も形成されるため、中間母本として利用できます。
主要特性
- 樹は直立性で、樹勢は強くなっています。枝の発生は密で、枝梢に太く長いトゲが発生します。
- 果実はオレンジに似ていますが、クエン酸含量が高く、砂じょう及びじょうのう膜に苦みがあるため生食用には不向きです。
結実状況
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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3822 (1990年3月31日) |
4841 (1996年1月19日) |
18年 (満了日:2014年1月19日) |
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交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
「トロビタ」オレンジ+カラタチ(細胞融合) |
栽培適地
農林認定品種(旧:命名登録品種)
登録番号:オレンジカラタチ中間母本農1号
登録年月日:1990年6月1日
育成担当者
生山 巖、小林省蔵、吉永勝一、(石井茂孝)、(大河原敏文)
※()はキッコーマン株式会社
発表論文
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- Ohgawara T et al. (1985) Somatic hybrid plants obtained by protoplast fusion between Citrus sinensis and Poncirus trifoliata. Theor. appl. Genet. 71:1-4.
- Kobayashi S. et al. (1991) Fertility in an intergeneric somatic hybrid plant of Rutaceae. HortScience 26:207.