品種詳細

ブルーベリー「ケラアンブルー」は、「コビル」と「ウェイマウス」の交雑品種です。育成地(札幌市)では、8月上中旬が収穫期で、大果で、圃場での耐寒性がやや強であり、北海道(札幌以南)での収量性が高い品種です。

主要特性

ブルーベリー「ケラアンブルー」は、1975年に北海道農業試験場(現:農研機構北海道農業研究センター)において、「コビル」に「ウェイマウス」を交雑して得られた実生から選抜した品種である。

樹姿は開張性、樹勢は中程度で、「ウェイマウス」と同程度かやや低樹高である。 育成地(札幌市)における圃場耐寒性はやや強であった。発芽期、満開期は「ウェイマウス」より14日程度それぞれ遅い。受粉関係は、自家和合性で「エピルカブルー」とも交雑和合である。果実の収穫期は、育成地(札幌市)では8月上中旬で、「ブルークロップ」よりやや早い。果実は収穫期間を通じた平均重が2.0g程度で、果粉(ブルーム)が多い。糖度(Brix)は平均12.6%程度である。酸度は平均0.78g/100ml程度で、「ブルークロップ」と同程度である。