品種詳細

アンジュ

「アンジュ」は国内育成では初めてとなる晩生品種です。耐寒性に優れ、チモシー中生品種との混播でマメ科率を安定して維持できます。

主要特性

  • 開花始日は標準品種「アレス」と同じ晩生に属する。
  • 耐寒性は標準品種を「中」として「やや強」と優れ、耐病性は同程度の「中」である。
  • 2番草刈取時の着花茎出現頻度、草丈および冠部被度は標準品種と同等で、チモシー中生品種に対する競合力は並である。
  • チモシーとアカクローバの夏季播種における合計乾物収量は、標準品種より4%高い。
  • マメ科率は標準品種と比べて約2%高く、年次・番草別推移は播種3年目以降も高く安定して維持されるため、チモシー中生品種に混播適性に優れる。
  • 菌核病、うどんこ病およびモザイク病の罹病程度は、標準品種より低い。
  • 永続性は標準品種と同程度である。
  • 乾物中の粗蛋白質含量および採種性は、標準品種と同程度である。
出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
28369
(2013年7月19日)
2013年11月22日 24772
(2016年3月 1日)
25年
(満了日:2041年3月 1日)
交配組み合わせ 旧系統名
母系選抜による6母系から構成された品種 北海17号