品種詳細
イタリアンライグラス中間母本農3号
「イタリアンライグラス中間母本農3号」は、硝酸態窒素濃度が市販品種中で最も低い「優春」よりも34%低い。また市販品種と単交配させた後代の硝酸態窒素濃度は両親のおよそ中間を示す。
主要特性
- 「イタリアンライグラス中間母本農3号」(以下、「農3号」)は、幼苗期および出穂期の硝酸態窒素濃度などを指標とした選抜を5回繰り返すことにより育成された2倍体の早生系統である。
- 窒素多施用条件で栽培した「農3号」の硝酸態窒素濃度は市販品種の中で最も低い「優春」よりも4作平均して34%低い。
- 「農3号」と「いなずま」および「タチワセ」を単交配させた後代の硝酸態窒素濃度は両親の濃度のおよそ中間となる。このことから、「農3号」との交配により硝酸態窒素濃度が低い品種を効率的に作出できる。
- 「農3号」の収量性は市販品種の平均程度であり、耐倒伏性は優れている品種と同程度である。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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24830 (2010年4月20日) |
2010年7月21日 | 21168 (2011年10月 5日) |
25年 (満了日:2036年10月 5日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
- | LNG5 |