品種詳細
那系33号
二倍体のイタリアンライグラス「那系33号」は、収量性と耐倒伏性に優れる品種「はたあおば」に3つの冠さび病抵抗性主働遺伝子を集積した品種である。約7割の個体がライグラス類の重要病害である冠さび病に抵抗性を示す。
主要特性
- イタリアンライグラス「那系33号」は、DNAマーカーを利用し、3つの冠さび病抵抗性主働遺伝子を、収量性と耐倒伏性に優れる品種「はたあおば」に集積することを目的に育種した二倍体の冠さび病抵抗性品種である。
- 圃場検定での冠さび病抵抗性は「やや強」であり、主要な流通品種の「はたあおば」、「ワセユタカ」よりも明らかに強い。また、幼苗接種検定においても、約7割の個体が抵抗性を示す。イタリアンライグラスの早生の主要な品種と比べて、最も冠さび病抵抗性を示す。
- 「那系33号」の出穂期は早生で、乾物収量は「はたあおば」と比べてやや劣るが、多くの形質で同等の特性を示す。
那系33号草姿 (右側)
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
---|---|---|---|
30828 (2016年2月15日) |
2016年5月31日 | 27425 (2019年4月23日) |
25年 (満了日:2044年4月23日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||