品種詳細
朝萌
シバとケンタッキーブルーグラスを組み合わせた造成と月1~2回の芝刈・集草を行い、施肥量・施肥時期に留意することによって、球技等アマチュアの広範な利用に適する芝生グラウンドが低コストで維持できる。
主要特性
- 初秋にケンタッキーブルーグラスの芝草品種を100kg/haの割合で播種し、翌春に植生の隙間にシバ「朝萌」のポット苗を定植する。定植は翌年のソメイヨシノの開花期から梅雨までの期間に行い、栽植密度は1.5m間隔より密に植える。
- 月1~2回の頻度で芝刈・集草を行う。シバ匍匐茎の伸長・拡大が認められるまでは刈高を5cm程度とし、その後は寒地型芝草の過繁茂を抑制するため3cm程度に下げる。
- 施肥は梅雨明け後に緩効性肥料でN:P:K各44kg/ha施用する。必要に応じてエアレータ処理と砂の散布を行う。
- 造成・管理を行いつつサッカー用グラウンドとして供用すると、ケンタッキーブルーグラスの衰退と相俟ってシバ被度は毎年拡大し、定植4年後には約90%に達する。
- 栃木県那須町(北緯37度1分・東経140度3分、標高410m)での現地実証試験時の1ヘクタール当たり造成コストは217万円(1年目のみ)、管理コストは48~144万円/年であった。芝刈機の共用化によって、管理コストは数分の1に低減できる。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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13066 (2000年12月11日) |
2001年7月12日 | 11724 (2004年3月 3日) |
20年 (満了日:2024年3月 3日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
- | 南国9 |