品種詳細

Fox

収集したシバ属(Zoysia属)エコタイプを相互に交配したF1交配系統の中から緻密な芝生を形成し、かつほふく茎の伸長性が良い緑化用の品種として育成された。再生力が旺盛で耐病性が強い。芝生の利用が盛んな米国でも品種登録を行った(米国特許番号20190082579)。

主要特性

1991年から1992年にかけて収集したシバ遺伝資源を相互に交配し、エコタイプ(生態型)「286問倉崎6」 ✕「226長崎赤瀬6」のF1系統から、緻密な芝生を形成し、かつ匍匐茎の伸長性が良い緑化用の品種として優れた特性があるものとして育成された。

  • Foxは通常の緑化用芝生管理では、ほとんど出穂せず高い品質の芝生を維持する。
  • 再生力は「Emerald」・「Meyer」より強く、芝刈り後の高い緑度を維持する。
  • シバさび病などの一般的な病害にも「Emerald」・「Meyer」より強く、管理が容易である。
出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
31142
(2016年5月16日)
2016年8月31日 27501
(2019年6月20日)
25年
(満了日:2044年6月20日)
交配組み合わせ 旧系統名
生態型「286問倉崎6」 ✕ 生態型「226長崎赤瀬6」 N156-8