品種詳細

JK2

ソルガム一代雑種親自殖系統「JK2」は、スーダングラスに属し中生で高消化性遺伝子bmr-18を持ち、スーダン型ソルガム(子実型×スーダングラス)の一代雑種品種「九州交3号」の花粉親系統として利用できる。

主要特性

「I.S.3337(多茎、細茎)×68-1(bmr-18)」を母材とし、耐病性および耐倒伏性等で選抜して育成した自殖系統である。

  • 葉身の中肋色は褐色でbmr-18遺伝子を持つ。
  • 早晩性は中生に属する。稈長は約2mの中稈で、稈径は8.6mmとやや細く、茎は乾性である。
  • 隔離採種における採種量は、24.2kg/a 程度である。
  • 子実の粒色は薄茶色で、千粒重は11.6g程度である。
  • すす紋病抵抗性は「中」であり、紫斑点病は「弱」である。
  • 本系統を花粉親とする一代雑種「九州交3号」は、晩生で、乾物収量は「SSR4」比107%とやや多収である。高消化性遺伝子を持ち、bmr-6標準品種「SSR4」よりリグニン含量が低く、推定TDN含量は 「SSR4」と同程度である。
出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
25223
(2010年9月28日)
2010年11月24日 21869
(2012年7月26日)
25年
(満了日:2037年7月26日)
交配組み合わせ 旧系統名