品種詳細
ウシブエ
「ウシブエ」は、寒地型牧草の中でも最も環境適応性が高く、九州等暖地で基幹草種として利用されているトールフェスクの中でも、特に越夏性、永続性に優れた中生の多収品種です。このため、既存品種の利用で夏枯れや永続性に悩んでいる地域でも利用出来ます。また、生育環境がより厳しい低標高地での利用も期待されます。熊本県、宮崎県、長崎県で奨励品種に指定されています。
主要特性
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「ウシブエ」の年間乾物収量は、平均で「サザンクロス」比105の多収です。
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越夏後の再生、越夏後の収量および調査最終年の秋の被度から判断して、永続性は「サザンクロス」より優れます。
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冠さび病抵抗性は「サザンクロス」並の「中」、網斑病に対しては「サザンクロス」 並か強く、葉腐れ病に対しては「サザンクロス」並です。
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放牧条件における現存量は「サザンクロス」より高く維持され、採食率は「サザンクロス」並です。
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飼料品質は既存品種と同程度です。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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18643 (2005年8月11日) |
2006年3月 7日 | 15417 (2007年3月23日) |
25年 (満了日:2032年3月23日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
(九州のエコタイプ由来3栄養系、外国品種由来2栄養系を構成栄養系とする合成品種) | 九州10号 |